Alvaradoスコア計算機
急性虫垂炎が疑われる際に用いる、MANTRELSの八つの症状・診察所見・検査所見を合計します。
虫垂炎に関連する所見
現在の病歴、診察、検査結果が臨床基準を満たす場合のみ「はい」を選んでください。
Alvaradoスコアについて
Alvaradoスコアは急性虫垂炎が疑われる患者に用いる十点満点の臨床判断支援指標です。三つの症状、三つの診察所見、二つの検査所見を組み合わせます。MANTRELSは、痛みの移動、食欲不振、悪心または嘔吐、右下腹部圧痛、反跳痛、体温上昇、白血球増多、好中球の左方移動を表す語呂合わせです。右下腹部圧痛と白血球増多は各二点、それ以外は各一点です。
従来の解釈では、0〜4点は虫垂炎の可能性が低め、5〜6点は虫垂炎に矛盾しない、7〜8点は可能性が高い、9〜10点は非常に高いと分類します。これらは可能性の上昇を表すもので、確実性ではありません。性能は年齢、性別、妊娠、症状の持続期間、有病率、診察技術、対象集団によって変わります。低スコアは低リスク患者の一部を識別する助けになりますが、適切な診察なしに重い症状や進行中の症状を退けることはできません。
各項目には臨床判断が必要です。痛みの移動とは、腹部中央から始まった痛みが後に右下腹部に限局することです。圧痛と反跳痛は身体診察所見です。発熱の閾値や白血球増多・好中球左方移動の検査定義は手順により異なります。評価時点の所見を反映すべきであり、早期の虫垂炎では発熱、白血球増多、限局性の腹膜刺激徴候がまだ現れないことがあります。
現在の診療では、臨床リスクスコアを反復診察、超音波、CT、MRI、妊娠検査、尿検査、その他の検査と組み合わせることが一般的です。小児、高齢者、妊婦、免疫不全患者では非典型的な症状があり得ます。異所性妊娠、卵巣捻転、腸閉塞、尿路疾患、炎症性腸疾患など、他の緊急性のある腹痛原因でも同様の所見が生じます。
この計算機は公表された配点を割り当てて合計するだけです。虫垂炎の診断や手術の推奨を行わず、地域の診療手順にも代わりません。強い、または悪化する腹痛、筋性防御、失神、持続する嘔吐、腹部の硬直、敗血症の兆候がある場合は緊急の医療評価が必要です。病歴全体、診察、検査データ、画像検査の利用可能性、外科相談と併せて結果を判断してください。
Alvaradoスコアの例
| 陽性所見 | スコア | 従来の分類 |
|---|---|---|
| 八つの所見がすべて存在 | 10 / 10 | 虫垂炎の可能性が非常に高い群 |
| 痛みの移動、悪心、圧痛、反跳痛、発熱、白血球増多 | 8 / 10 | 虫垂炎の可能性が高い群 |
| 食欲不振と右下腹部圧痛のみ | 3 / 10 | 可能性が低めの群だが、単独では除外できない |
Alvaradoスコアの計算方法
- 痛みの経過と、食欲の変化、悪心、嘔吐を確認します。
- 現在の診察で右下腹部圧痛、反跳痛、発熱を記録します。
- 適切な検査結果で白血球増多と好中球左方移動を確認します。
- 「Alvaradoスコアを計算」を選び、臨床評価全体の中で合計を解釈します。
よくある質問
MANTRELSとは何ですか?
痛みの移動、食欲不振、悪心、圧痛、反跳痛、体温上昇、白血球増多、左方移動という八つのAlvarado基準の語呂合わせです。合計は最大十点です。
低スコアなら虫垂炎を除外できますか?
どのスコアでも確実には除外できず、特に発症早期や非典型的な集団では注意が必要です。症状が続く、または悪化する場合は合計に関係なく再評価が必要です。
二点となる所見はどれですか?
右下腹部圧痛と白血球増多が各二点です。残る六項目は各一点です。
高スコアなら手術が必要ですか?
それだけでは決まりません。高スコアは緊急評価を支持しますが、治療は画像、反復診察、検査の背景、外科的判断に基づきます。
小児や妊婦にも使えますか?
評価の一部として検討できますが、精度や症状は異なります。小児科・産科の診療手順と専門医の判断を優先してください。