ドップラー効果計算
波源、観測者、または両方が動く場合の観測周波数を計算します。
ドップラーシフト後の周波数を計算
媒質中を伝わる波に対する古典的なドップラーの式を使います。
観測者と波源が互いに近づく向きの速度は正、遠ざかる向きは負で入力してください。
ドップラー効果について
ドップラー効果とは、波源と観測者の相対運動によって観測周波数が変わる現象です。互いに近づくと波面がより頻繁に届くため周波数が高まり、遠ざかると到着間隔が広がり周波数が下がります。この計算では古典的な関係式、観測周波数 f = 波源周波数 f × (c + vo) / (c - vs) を使います。c は媒質中の波の速さ、vo は波源へ向かう観測者の速度、vs は観測者へ向かう波源の速度です。
この形の式では符号で向きを表します。観測者が波源へ向かうときは観測者の速度を正、波源が観測者へ向かうときは波源の速度を正にします。その物体の運動が両者の距離を広げる場合は負にしてください。両者の速度は互いに対してではなく、媒質に対して測る必要があります。音では静止した空気が基準となり、風による伝播の変化も一貫した扱いが必要です。
約 20 度の乾燥した空気中では、音速は約毎秒 343 メートルです。温度、湿度、気体の組成、高度によって変わります。液体や固体中では音ははるかに速く進むため、媒質に合う値を入力してください。古典式では、接近方向の波源速度が波の速さ未満である必要があります。波源が波の速さに近づくと圧縮が極端になり、通常の仮定が崩れます。その速さ以上では衝撃波の解析が必要です。
この式はサイレン、警笛、移動する機械の音や授業の波動問題に適しています。医療用超音波やレーダーもドップラー原理を利用しますが、実際には反射波、角度、専門的な信号処理が関わることが多くあります。真空中の光は媒質を必要とせず、相対速度が大きい場合は相対論的ドップラー式で解析します。本ツールは相対論補正、反射によるシフトの倍増、速度と視線方向の角度を含みません。斜めの運動では視線方向成分のみを使い、医療、航法、取締り、安全上重要な解釈には校正済み機器と分野に合ったモデルを用いてください。
ドップラー効果の例
| 波と運動の条件 | 観測周波数 | 設定 |
|---|---|---|
| 1,000 Hz、波源が 10 m/s で接近 | 1,030.030 Hz | 観測者は静止、c = 343 m/s |
| 1,000 Hz、観測者が 20 m/s で接近 | 1,058.309 Hz | 波源は静止、c = 343 m/s |
| 500 Hz、波源が 15 m/s で遠ざかる | 479.050 Hz | 波源の速度を -15 m/s と入力 |
ドップラーシフトの計算方法
- 静止した波源が出す周波数を入力します。
- 対象の媒質における波の速さを入力します。
- 観測者と波源の速度を、接近は正、遠ざかる場合は負で入力します。
- 「観測周波数を計算」を選び、波源周波数と比較します。
よくある質問
近づく音源の音が高く聞こえるのはなぜですか?
音源の運動で前方の波面間隔が縮まるためです。観測者は毎秒より多くの周期を受け取り、より高い周波数を観測します。
速度にはどちらの符号を使いますか?
その観測者または波源の運動が距離を縮めるなら正、距離を広げるなら負にします。
音の波速には何を入力すればよいですか?
約 20 度の乾燥空気なら約 343 m/s が適切です。温度や媒質が異なる場合は、それに合う測定値や計算値を使ってください。
光にも使えますか?
相対論が重要な場合には使えません。光には相対論的ドップラー関係式が適用されます。この計算は音などの媒質を伝わる波に使う古典式です。
音速に達するとどうなりますか?
この簡略式の分母がゼロに近づき、現実を表せなくなります。音速や超音速の波源では衝撃波が発生し、別の解析が必要です。