コリオリ効果計算機
速さ、緯度、物体の質量から、コリオリ加速度、力、見かけの偏向方向を計算します。
コリオリ力計算機
速さ、地理的緯度、質量を入力し、速度と質量の単位を選んでください。
コリオリ効果について
コリオリ効果とは、回転する基準系から運動を記述したときに見られる見かけの偏向です。動く空気、水、航空機、飛翔体の下で地球が自転するため、その軌道は地表に対して曲がって見えます。慣性系で新たな物理的相互作用が物体を横に押すわけではなく、観測者と座標系が回転することでコリオリ項が生じます。
緯度を用いる簡略モデルの水平運動では、コリオリ加速度の大きさは、2 × 地球の角速度 × 物体の速さ × 緯度の正弦の絶対値です。本計算機は地球の自転角速度として毎秒 7.2921 × 10 の -5 乗ラジアンを使用します。加速度に質量を掛けると、対応する力の大きさが求まります。計算前に速さをメートル毎秒、質量をキログラムに換算します。
緯度は強さと方向の両方を決めます。赤道では零の正弦が零なので、この成分は消えます。大きさは両極に近づくほど増え、正負九十度で最大になります。北半球では進行方向に対して右に、南半球では左に偏向します。計算機は非負の大きさを表示し、偏向する側を別に示します。
気象学ではコリオリの力学を使って大規模な風、気圧系、低気圧の回転を理解します。海洋学では海流や環流に応用します。航空、ロケット、測量、長距離弾道では、移動時間と距離によって累積変位が無視できなくなる場合に自転補正を考慮します。日常の短い運動は、通常、遅すぎるか短すぎるため効果を実感できません。
ここで示す単純な式は、理想条件での水平速度を扱います。完全な三次元航法では、自転ベクトルと速度の外積を含むベクトル式を使用します。その場合、方向は緯度だけでなく、進行方位、鉛直運動、局所座標系にも依存します。正確な軌道予測には、重力、抗力、揚力、風、地球の曲率、高度や緯度の変化も必要です。
本計算機は桁の目安の推定や概念学習に使用してください。大きな力が表示されても、それだけで変位は分かりません。変位は継続時間や物体の他の運動特性にも依存するためです。実際の飛行、海上航行、砲術、工学的安全性には、この教育用近似ではなく、検証済みの軌道計算ソフトと最新の環境データを使用してください。
コリオリ効果の例
| 条件 | 概算結果 | 解釈 |
|---|---|---|
| 航空機:900 km/h、50°、300,000 kg | 0.02793 m/s² と 8.38 kN | 北半球では右に偏向します。 |
| 飛翔体:1600 m/s、-30°、45 kg | 0.11667 m/s² と 5.25 N | 南半球では左に偏向します。 |
| 海水塊:2 m/s、5°、1000 kg | 2.5424e-5 m/s² と 0.02542 N | 低緯度のため効果は小さくなります。 |
コリオリ効果の計算方法
- 物体の速度を入力し、単位を選びます。
- 南緯を表す -90 度から北緯の 90 度までの緯度を入力します。
- 物体の質量を入力し、単位を選びます。
- 「計算」を選び、加速度、力の大きさ、偏向する側を確認します。
コリオリ効果のよくある質問
赤道で効果が零になるのはなぜですか?
該当する自転成分は緯度の正弦に比例します。緯度零度ではその係数が零になるため、簡略化した水平コリオリ項が消えます。
物体はどちらに偏向しますか?
北半球では右、南半球では左に偏向して見えます。この方向は、物体の進行方向を基準にしています。
質量はコリオリ加速度に影響しますか?
いいえ。このモデルの加速度は自転、速さ、緯度で決まります。質量は「力=質量×加速度」により、対応する力の大きさだけを変えます。
気象では効果が見られるのに、流し台では見られないのはなぜですか?
気象現象は長い距離と時間にわたり、微小な加速度が蓄積します。排水の動きは容器の形、初期の流れ、局所的な乱れに支配されます。
これだけで軌道補正ができますか?
いいえ。実用的な軌道にはベクトル方向、移動時間、抗力、風、重力、位置の変化が必要です。この計算機は簡略化した教育用の推定です。