極座標計算機
直交座標 x、y と、半径・角度で表す極座標を相互変換します。角度の単位は度です。
座標系を変換
変換方向を選び、既知の座標値を2つ入力してください。
極座標について
直交座標と極座標は、平面上の同じ点を表す2つの方法です。直交座標では、原点から測った水平方向の値 x と垂直方向の値 y を使います。極座標では、原点から点までの直線距離である半径 r と、x 軸の正の方向から測った角度 theta を使います。直交座標は直交する方向への移動を、極座標は距離と向きを重視した表現です。
直交座標を極座標に変換するとき、半径は三平方の定理から求めます。r は x の二乗と y の二乗の和の平方根です。角度には、通常 atan2(y, x) と書く2引数の逆正接関数を使います。単純な逆正接とは異なり、atan2 は両方の座標の符号から正しい象限を判定します。この計算機では、角度を零度以上 360 度未満に正規化します。原点ではどの角度でも同じ点を表しますが、慣例に従って方向を零と表示します。
逆変換では半径を座標軸に射影します。r に theta の余弦を掛けると x、正弦を掛けると y が得られます。角度は度数法で入力し、内部でラジアンに変換して三角関数を計算します。零付近のごく小さな浮動小数点誤差は表示から除くため、半径 10、角度 90 度の変換では、x は非常に小さい指数表記の値ではなく零になります。
極座標は、回転や中心からの距離が重要な問題に役立ちます。工学では交流のフェーザや回転機械に、数学では円・らせん・バラ曲線の描画や円形領域の二重積分の簡略化に使います。航法では変位を方位と距離で表せます。コンピューターグラフィックスでも、アニメーション、パーティクル効果、中心の周囲への物体配置に極座標の関係を利用します。
360 度の一回転を加減しても方向は変わらないため、1つの直交座標には同等な極座標表現が多数あります。負の半径も方向を反転させて書き換えられますが、この計算機では一般的で明確な出力にするため、半径を非負に限定しています。どちらの変換方向も、三角関数の確認、幾何データの変換、作図用座標の準備、大きさと方向に関する計算の検算に使えます。
極座標の例
| 入力 | 変換結果 | 解説 |
|---|---|---|
| 直交座標 (3, 4) | 極座標 (5, 53.130102°) | 辺の比が 3-4-5 の直角三角形から半径が求まります。 |
| 極座標 (10, 90°) | 直交座標 (0, 10) | 直角の方向は y 軸の正の方向を指します。 |
| 直交座標 (-1, -1) | 極座標 (1.414214, 225°) | 両座標が負なので、点は第3象限にあります。 |
座標の変換方法
- 直交座標から極座標、または極座標から直交座標を選びます。
- 両方の座標値を入力します。極座標の角度は度で指定してください。
- 「座標を変換」を選ぶと、三角関数の公式で計算します。
- 半径と角度、または変換された x、y 座標を確認します。
極座標のよくある質問
r と theta は何を表しますか?
半径 r は原点から点までの距離です。Theta は x 軸の正の方向から反時計回りに測った角度です。
角度は度ですか、ラジアンですか?
読みやすさのため、角度の入出力には度を使います。正弦と余弦の計算時には、内部でラジアンに変換します。
逆正接ではなく atan2 を使う理由は?
単純な逆正接では、y を x で割った比が同じで、反対側の象限にある点を区別できません。Atan2 は両方の符号を調べて正しい方向を返します。
角度は 360 度を超えてもよいですか?
そのような角度は追加の回転を表し、数学的に有効です。直交座標から極座標への変換結果は、零度以上 360 度未満の標準範囲に正規化されます。
半径を非負にする必要があるのはなぜですか?
負の半径は、角度を 180 度回転させれば常に正の半径で表せます。非負に限定することで、表示結果が一般的な表記にそろいます。