一回拍出量計算機

心エコー測定値から一回拍出量、心拍出量、駆出率、心係数を計算します。

LVEDD、LVESD、心拍数を入力するとSV、EF、CO、CIを計算します。

一回拍出量計算機
心エコー測定値から一回拍出量、心拍出量、駆出率、心係数を計算します。

一回拍出量計算機について

一回拍出量は左心室が1回の拍動で送り出す血液量です。簡易キューブ法でEDV=0.523×LVEDD³、ESV=0.523×LVESD³を求め、SV、EF、CO、CIを算出します。教育・臨床上の推定用であり、医師の正式な評価に代わるものではありません。

一回拍出量の例

心エコー測定値と算出される心機能指標の臨床例です。

患者 / 入力主な結果臨床背景
健康成人:LVEDD 5.0 cm、LVESD 3.2 cm、HR 70 bpmSV ≈ 48 mL、EF ≈ 74%、CO ≈ 3.4 L/min正常な左室サイズと保たれた駆出率。
心不全:LVEDD 6.8 cm、LVESD 6.2 cm、HR 95 bpmSV ≈ 40 mL、EF ≈ 24%、CO ≈ 3.8 L/min左室拡大と重度のEF低下。
トレーニング中の選手:LVEDD 5.5 cm、LVESD 3.3 cm、HR 52 bpmSV ≈ 68 mL、EF ≈ 78%、CO ≈ 3.5 L/min生理的な左室拡大と高いEF。
高齢患者:LVEDD 4.8 cm、LVESD 3.1 cm、HR 78 bpmSV ≈ 42 mL、EF ≈ 73%、CO ≈ 3.3 L/min小さめの左室だがEFは保たれています。

一回拍出量計算機の使い方

  1. 標準Mモードまたは2D心エコーからLVEDDとLVESDを取得します。
  2. 安静時心拍数を入力します。
  3. CIには体表面積(m²)を入力します。空欄ならCIを省略します。
  4. 計算を押してEDV、ESV、SV、EF、CO、CIを表示します。
  5. リセットで入力を消去します。

一回拍出量計算機 FAQ

正常な一回拍出量は?
成人の安静時は約60–100 mL/拍です。
心拍出量と心係数の違いは?
COは毎分の血液量、CIは体表面積で補正した値です。
キューブ法とは?
0.523×D³で左室容積を推定する方法です。
低下したEFとは?
正常≥55%、軽度45–54%、中等度30–44%、重度30%未満です。
右心室に使えますか?
いいえ。右室にはTAPSE、FAC、3D RVEFなどを使います。
計算EFがエコー報告と違う理由は?
報告はより正確なSimpson法を使うことが多く、キューブ法と差が出ます。