カルボプラチン投与量計算機

入力したGFRまたはCockcroft-Gault式の推定値を用い、Calvert式でAUCに基づくカルボプラチン投与量を計算します。

AUCに基づくカルボプラチン投与量
訓練を受けた医療専門職向けです。腎機能、単位、上限値、治療プロトコルを独立して確認してください。

カルボプラチンの投与量について

カルボプラチンは白金製剤の抗がん薬で、薬物曝露量は腎クリアランスの影響を強く受けます。AUCに基づく投与量設定は、体表面積だけに頼らず、目標とする濃度-時間曲線下面積を目指します。Calvert式では、目標AUCに(GFRに25を加えた値)を掛け、ミリグラム単位の投与量を計算します。この定数は推定非腎クリアランスを表します。 この計算機は、腎機能値を直接入力するか、Cockcroft-Gault式でクレアチニンクリアランスを推定します。男性では、140から年齢を引き、キログラム単位の体重を掛け、72と血清クレアチニン値(mg/dL)の積で割ります。従来の女性補正では、その結果に0.85を掛けます。Cockcroft-Gault式が推定するのはクレアチニンクリアランスであり、実測GFRや検査室のeGFRと同一ではありません。適切な腎機能評価方法は、がん治療プロトコルと施設方針に従う必要があります。 入力値のわずかな違いが、細胞傷害性薬剤の投与量を大きく変えることがあります。血清クレアチニンがmg/dL、体重がキログラム、腎機能がmL/minであることを確認してください。プロトコルによっては、実体重、理想体重、補正体重、血清クレアチニンの下限値、腎機能の上限値を指定します。これらを互換的に扱うことはできず、この汎用計算機は自動では適用しません。最新の検査値、採取時期、測定法の標準化、不安定な腎機能、切断、浮腫、悪液質、極端な体格は、推定の信頼性を低下させる可能性があります。 目標AUCは、レジメン、治療目的、前治療、併用薬、サイクル、骨髄予備能、毒性の既往に依存します。計算機ではなく、承認された治療プロトコルから設定しなければなりません。数学的に正しい結果でも、臨床的に不適切な場合があります。医療者は血球数、腎機能の推移、過去の有害事象、全身状態、施設の用量調整指針を評価する必要があります。 表示投与量は読みやすさのため、最も近いミリグラムに四捨五入されます。調製と投与では、プロトコル固有の丸め、バイアル容量への対応、薬剤部での確認、独立した照合が必要な場合があります。未確認のウェブ上の結果を、処方や投与指示として決して使用しないでください。患者が自分で化学療法の投与量を計算したり変更したりしてはいけません。 このツールは、有資格の専門職に向けた教育目的の意思決定支援です。すべてのレジメンの規則を考慮するものではなく、がん薬物療法に関する薬剤師の確認、施設のシステム、処方権限、臨床判断に代わるものではありません。不一致があれば、治療前に最新の承認済みプロトコルと診療記録に照らして解決してください。

カルボプラチンの計算例

入力値Calvert式の投与量計算
AUC 5、GFR 75 mL/min500 mg5に(75に25を加えた値)を掛けます。
AUC 6、GFR 60 mL/min510 mg6に(60に25を加えた値)を掛けます。
AUC 4、GFR 45 mL/min280 mg4に(45に25を加えた値)を掛けます。

カルボプラチン計算機の使い方

  1. プロトコルで承認された目標AUCを確認します。
  2. GFRの直接入力かCockcroft-Gault式による推定を選びます。
  3. 最新かつ独立して確認済みの臨床値と単位を入力します。
  4. Calvert式の投与量を計算します。
  5. がん治療の業務手順に従い、結果、腎機能評価法、上限値、丸めを確認します。

カルボプラチン計算機のよくある質問

Calvert式とは何ですか?

投与量=目標AUC×(GFR+25)という式です。腎機能と目標とするカルボプラチン曝露量を結び付けます。

Cockcroft-Gault式はeGFRと同じですか?

いいえ。Cockcroft-Gault式はクレアチニンクリアランスを推定し、検査室のeGFRは異なる式と標準化を用います。治療プロトコルが求める腎機能評価法に従ってください。

腎機能値に上限を設けるべきですか?

カルボプラチンの用量計算に使う値に上限を設けるプロトコルもあれば、追加の規則を定めるものもあります。共通の上限があると考えず、施設の現行プロトコルを適用してください。

どの体重を使うべきですか?

プロトコルによっては、Cockcroft-Gault式に実体重、理想体重、補正体重を指定します。適切な選択は患者の特性と施設の指針によります。

患者がこれを使って投与量を変更できますか?

いいえ。カルボプラチンは専門家の監督が必要な細胞傷害性の処方薬です。投与量の決定と確認は、権限を持つがん治療チームのみが行うべきです。