小児循環血液量計算機
体重から早産児、新生児、小児、思春期の循環血液量を推定します。
推定循環血液量
患者に最も適した年齢区分を選び、現在の体重を入力してください。結果は集団データに基づく推定であり、直接測定ではありません。
小児の循環血液量について
推定血液量とは、小児の心血管系を循環する血液のおおよその量です。早産児から思春期まで体格が大きく変化するため、通常は体重一キログラムあたりのミリリットル数で表します。この計算機は体重に発達区分ごとの代表的な係数を掛けます。早産児は 100 mL/kg、正期産新生児は 85 mL/kg、乳児は 75 mL/kg、小児は 70 mL/kg、思春期は 65 mL/kg です。結果はミリリットルとリットルの両方で表示します。
係数が異なるのは、生後早期ほど体重に占める血液量の割合が大きいためです。たとえば 3.5 kg の正期産新生児は 85 mL/kg を使うと約 298 mL になります。20 kg の小児は 70 mL/kg で 1,400 mL と推定されます。これらの値は規模の理解や臨床計算の補助に役立ちますが、年齢区分の境界は絶対的ではありません。施設や地域の手順では乳児、小児、思春期の定義が異なったり、単一の係数ではなく範囲を用いたりする場合があります。
推定循環血液量は、出血量の評価、輸液蘇生、体外循環回路の計画、採血量の上限、交換処置、輸血判断の参考になります。失われたミリリットル数が少なく見えても、総血液量に対する割合が臨床的に重要な場合があります。ただし、推定値から現在の血管内容量を判断したり、出血を証明したりすることはできません。水分状態、浮腫、肥満、妊娠、先天性心疾患、重症疾患、熱傷などの生理的状態により、体重と循環血液量の関係は変化します。
医療チームは、心拍数、血圧、毛細血管再充満、意識状態、尿量、診察所見、経時的な検査結果、病気や外傷の状況を合わせて出血を評価します。小児にショックや大量出血の徴候がある場合、オンライン計算を待って救急治療を遅らせてはいけません。この計算機は教育と簡単な計算の照合を目的とし、直接の評価、施設別の指針、専門家の判断に代わるものではありません。体重を確認し、区分を慎重に選び、前提を記録したうえで、包括的な臨床評価の中でのみ推定値を使用してください。
推定血液量の計算例
| 年齢区分 | 体重 | 推定血液量 |
|---|---|---|
| 正期産新生児 | 3.5 kg | 298 mL |
| 乳児 | 8 kg | 600 mL |
| 小児 | 20 kg | 1,400 mL |
| 思春期 | 50 kg | 3,250 mL |
計算機の使い方
- 患者の現在の体重をキログラムで確認します。
- 患者と施設の手順に最も合う発達区分を選びます。
- 推定血液量をミリリットルとリットルで計算します。
- 推定値は臨床所見と施設別の指針を併せて使用してください。
よくある質問
小児の血液量はどのように推定しますか?
キログラム単位の体重に、年齢区分ごとの一キログラムあたりの血液量の係数を掛けます。係数は新生児で高く、一般に思春期に向けて低下します。
早産児の係数が高いのはなぜですか?
非常に幼い乳児では、体重に占める循環血液の割合が大きいためです。そのため早産児の推定には 100 mL/kg 前後の係数がよく使われます。
子どもの正確な血液量ですか?
いいえ。直接測定ではなく、集団データに基づく推定です。生理状態、疾患、水分状態、体組成、地域の基準により適切な値は変わります。
推定血液量で出血を診断できますか?
いいえ。出血の割合を考えるための分母にはなりますが、実際に失われた血液量は示しません。診断は出来事の経緯、診察、推移、臨床モニタリングに基づきます。
どの年齢区分を選べばよいですか?
目的の計算に適用される臨床手順の定義に従ってください。区分の境界に近い患者では、採用した前提を記録し、結果の範囲も検討してください。