SCORAD計算機 - アトピー性皮膚炎の重症度

皮疹の範囲、6つの強度所見、患者の症状から湿疹の重症度を評価します。

体表面積、客観的な皮膚所見、症状スコアを入力してSCORADを計算します。

SCORAD計算機 - アトピー性皮膚炎の重症度
皮疹の範囲、6つの強度所見、患者の症状から湿疹の重症度を評価します。

SCORAD計算機について

SCORADはScoring Atopic Dermatitisの略で、湿疹の重症度を評価する代表的なツールです。皮膚の罹患範囲、重要な臨床所見の見た目の強さ、患者自身が感じる症状という3つの負担を組み合わせます。そのため単なる発疹の説明より情報量が多く、医師が見た状態と患者が感じる影響の両方を反映できます。皮膚科の経過観察、臨床試験、治療比較、特定時点の悪化の記録に特に役立ちます。 スコアは3つの要素で構成されます。Aは0~100で表す罹患体表面積です。Bは6つの客観的所見の合計で、紅斑、浮腫または丘疹、滲出または痂皮、掻破痕、苔癬化、乾燥をそれぞれ0~3で評価します。Cはかゆみと睡眠障害を加えたもので、それぞれ0~10です。最終式はA ÷ 5 + 7 × B ÷ 2 + Cです。強度所見は重み付けされるため、明らかな炎症でスコアが急に上がることがあり、強いかゆみや睡眠不足も大きく影響します。 一般的な解釈では25未満が軽症、25~50が中等症、50超が重症です。これらの区分は重症度を共通に伝えるのに役立ちますが、生活の質への実際の影響は異なります。顔、手、陰部の小範囲の病変は、別の部位の同程度のスコアより大きな負担になることがあります。見た目の炎症が中等度でも、強いかゆみ、繰り返す掻破、睡眠障害を伴う場合があります。SCORADは病歴、誘因、感染リスク、治療反応と合わせて解釈してください。 この計算機は評価を標準化し、経時的な変化を追うのに役立ちます。外用療法、光線療法、全身治療、誘因の軽減後にSCORADが下がれば、改善を客観的に記録できます。ただし、これは補助ツールであり、臨床判断の代わりにはなりません。治療の最終決定では、病変の分布、年齢、合併症、心理社会的影響、患者自身の目標と症状の優先度も考慮します。

SCORADの例

軽症・中等症・重症の湿疹例を読み込み、所見と症状が最終スコアをどう変えるか確認します。

入力結果解釈
範囲10%、強度合計4、かゆみ2、睡眠障害1SCORAD 19.0範囲が限られ症状が軽い湿疹の軽い悪化。
範囲35%、強度合計8、かゆみ5、睡眠障害3SCORAD 43.0広い範囲と明らかな症状負担を伴う中等症。
範囲70%、強度合計15、かゆみ9、睡眠障害8SCORAD 83.5広範な病変と大きな自覚症状を伴う重症アトピー性皮膚炎。

SCORAD計算機の使い方

  1. アトピー性皮膚炎の罹患体表面積を推定し、範囲として入力します。
  2. 診察所見に基づき、6つの強度所見をそれぞれ0~3で評価します。
  3. かゆみと睡眠障害を0~10で入力します。
  4. 「SCORADを計算」を押し、範囲、客観所見、症状から最終スコアを出します。
  5. 合計を軽症・中等症・重症の区分と比べ、治療計画や経過観察の参考にします。

SCORAD計算機に関するよくある質問

SCORADは何を測定しますか?
SCORADは罹患体表面積、6つの目に見える炎症所見、かゆみと睡眠障害のスコアを組み合わせ、アトピー性皮膚炎の重症度を測定します。結果は0~103で、高いほど広範囲で強い病変を示します。
なぜかゆみと睡眠を含めるのですか?
アトピー性皮膚炎は皮膚の見た目だけでなく生活の質にも影響します。患者が強く感じることの多いかゆみと睡眠障害を、SCORADは別の主観的要素として含めます。
強度所見はどう評価しますか?
紅斑、浮腫または丘疹、滲出または痂皮、掻破痕、苔癬化、乾燥をそれぞれ0~3で評価します。0はなし、3は重度です。6項目の合計Bは0~18で、最終式では3.5倍されます。
どのSCORADから重症ですか?
SCORADが50を超えると、一般に重症アトピー性皮膚炎と考えられます。ただし病変部位と症状の強さによっては、低いスコアでも機能への負担が大きいことがあります。
SCORADで治療反応を追跡できますか?
はい。同じ方法で経時的に繰り返し評価することはSCORADの重要な用途です。病気の負担が改善、安定、悪化しているかを記録できます。