運動量保存計算機

一次元の弾性衝突または完全非弾性衝突の終速度、全運動量、運動エネルギーを計算します。

衝突計算機
衝突の種類を選び、両物体の質量と符号付きの初速度を入力してください。

物体 1

物体 2

運動量保存について

運動量保存則は、孤立系の全運動量が一定に保たれることを表します。運動量は質量と速度の積で、p = mv と書きます。速度には向きがあるため、運動量はベクトル量です。一次元の計算では、正の符号が一方の向き、負の符号が逆向きを表します。そのため、選んだ軸の負の方向へ動く物体には、負の初速度を入力できます。衝突前の全運動量は m1u1 + m2u2、衝突後は m1v1 + m2v2 です。2つの物体に外部からの力積が作用しなければ、これらは等しくなります。 完全非弾性衝突では、物体同士が衝突後に一体となります。両物体の終速度は共通で、衝突前の全運動量を合計質量で割って求めます。運動量は保存されますが、通常、運動エネルギーは保存されません。力学的エネルギーの一部が変形、熱、振動、音へ変わります。車両の衝突や鉄道車両の連結は近似例として役立ちますが、実際の系には別の運動や外力もあり得ます。 完全弾性衝突では、運動量と運動エネルギーの両方が保存されます。2つの保存式を連立して解くと、各物体の終速度を求められます。よく知られた理想的な場合では、等しい質量の物体が速度を交換します。ビリヤード球や微小粒子の相互作用は、エネルギー損失が無視できるほど小さいとき、弾性衝突として扱われます。本計算機は、一次元の正面弾性衝突に対する標準的な閉形式の式を使用します。 質量と速度は、それぞれ統一した単位で入力してください。ラベルはキログラムとメートル毎秒を用いるため、運動量はキログラムメートル毎秒、運動エネルギーはジュールで表示します。表示の丸めを除けば、衝突前後の全運動量は一致するはずです。弾性衝突では、全運動エネルギーも一致します。完全非弾性衝突では、衝突後の運動エネルギーが衝突前を上回ることはありません。 このモデルは、2物体の直線運動、瞬間的な接触、衝突中に重要な外力がないことを仮定します。回転、衝突角度、衝突後の摩擦、変形の詳細、零と一の間の反発係数は扱いません。これらには、より詳細な力学モデルが必要です。仮定の範囲内では、課題の確認や衝突の種類の比較、質量と符号付き速度が結果に与える影響の理解に役立ちます。

運動量の計算例

条件結果説明
2 m/s で動く 10,000 kg の物体が、静止した 5,000 kg の物体と連結両方とも 1.333333 m/s で移動鉄道車両の完全非弾性衝突では、20,000 kg·m/s の運動量が保存されます。
2 kg の物体2つが 4 m/s と -2 m/s で弾性衝突終速度は -2 m/s と 4 m/s一次元の弾性衝突では、等しい質量の物体が速度を交換します。
5 m/s で動く 0.17 kg の物体が、静止した 0.16 kg の物体に弾性衝突終速度は 0.151515 m/s と 5.151515 m/s全運動量と全運動エネルギーの両方が一定に保たれます。

運動量計算機の使い方

  1. 物体が一体になる場合は「完全非弾性」、運動エネルギーが保存される場合は「弾性」を選びます。
  2. 物体 1 の正の質量と符号付き初速度を入力します。
  3. 同じ単位と符号の規約で、もう一方の物体の質量と速度を入力します。
  4. 「計算」を選び、終速度、全運動量、運動エネルギーを比較します。

運動量保存のよくある質問

速度が負になるのはなぜですか?

符号は、選んだ一次元の軸に沿った向きを示します。負の値は速さが負という意味ではなく、物体が正方向と逆向きに動くことを表します。

運動エネルギーは常に保存されますか?

いいえ。孤立系の衝突では運動量が保存されますが、運動エネルギーが保存されるのは完全弾性衝突だけです。非弾性衝突では、運動エネルギーの一部が別の形に変わります。

完全非弾性衝突では何が起こりますか?

2つの物体が一体となり、共通の終速度で動きます。その速度は、衝突前の全運動量を合計質量で割った値です。

グラムやキロメートル毎時は使えますか?

式は一貫した単位なら使えますが、本計算機のラベルと結果はSI単位です。表示を正しくするには、質量をキログラム、速度をメートル毎秒に換算してください。

画面上で衝突前後の運動量が少し違うのはなぜですか?

内部の値は浮動小数点精度の範囲で一致しています。終速度を限られた小数桁数に丸めると、表示にごく小さな差が生じることがあります。