ベルヌーイの式計算機

流体の速度、高さ、密度、入口圧力から下流圧力を求めます。

流体圧力計算機
ポンプ仕事や摩擦損失のない、二地点間の定常・非圧縮流れをモデル化します。

ベルヌーイの式について

ベルヌーイの式は、流体の同一流線上での力学的エネルギー保存を表します。静圧、単位体積当たりの運動エネルギー、重力による位置エネルギーの釣り合いを示します。同じ高さで流速が増すと、一般に静圧は下がります。下向きに流れる場合は、高さの減少が圧力や速度に変わります。この計算機は式を変形して、二つ目の地点の静圧を求めます。 一つ目の地点の圧力はパスカル、両地点の流速はメートル毎秒、高さはメートル、密度はキログラム毎立方メートルで入力します。重力加速度には9.81メートル毎秒毎秒を使用します。二つ目の地点の圧力は、入口圧力に「密度の半分×流速の二乗の差」と「密度×重力加速度×高さの減少量」を加えた値です。圧力水頭は圧力を密度と重力加速度で割った値で、圧力の寄与を流速水頭や位置水頭と同じメートル単位の液柱で比較できます。 単純なベルヌーイモデルは、同一流線上の定常・非圧縮・非粘性流れを仮定します。また、選択した地点間にポンプによるエネルギー供給、タービンによる取り出し、有意な摩擦損失や継手損失がないと仮定します。これらは実演、概算、短く滑らかな流路、理想的なノズルやタンクの問題に適しています。実際の配管系では通常、ポンプ揚程、タービン水頭、管摩擦損失、局所損失を含む拡張エネルギー式が必要です。 圧力は両地点とも絶対圧、または両地点ともゲージ圧を使い、基準を混在させないでください。密度には流体と温度に適した値を使います。室温付近の水は通常1,000キログラム毎立方メートルと近似しますが、気体は密度変化が大きく、非圧縮近似が不正確になる場合があります。計算されたゲージ圧が負なら吸引状態の可能性がありますが、キャビテーション、蒸気圧、仮定の妥当性も確認が必要です。流体力学の学習や予備的な工学解析に役立ちますが、安全に関わる配管、ノズル、油圧・水圧設計では、完全な損失データと該当する設計基準に基づいて確認してください。

ベルヌーイの式の計算例

流速と高さが圧力に与える影響を示す理想流れの例です。

流れの条件地点2の圧力解釈
P1 101325 Pa, v1 2 m/s, z1 10 m, v2 5 m/s, z2 5 m, 水139,875 Pa高さ低下による圧力増加が加速による圧力低下を上回る
P1 200000 Pa, v1 4 m/s, z1 2 m, v2 2 m/s, z2 2 m, 水206,000 Pa流速低下により静圧が上がる
P1 150000 Pa, v1 3 m/s, z1 0 m, v2 3 m/s, z2 4 m, 水110,760 Pa高さの増加により静圧が下がる

ベルヌーイ計算機の使い方

  1. 既知の上流地点の圧力、流速、高さを入力します。
  2. 下流地点の流速と高さを入力します。
  3. SI単位の入力と整合する単位で流体密度を入力します。
  4. 計算し、下流圧力と圧力水頭を確認します。
  5. 理想条件が成り立たない場合は、ポンプ、タービン、損失の項を別途加えます。

ベルヌーイの式のよくある質問

ベルヌーイの式では何を計算できますか?

力学的エネルギー保存により圧力、流速、高さを関係づけます。この計算機は二つ目の地点の未知の圧力を求めます。

ゲージ圧を使えますか?

はい。両地点の圧力が同じ大気圧を基準にしていれば使えます。絶対圧の入力をゲージ圧の結果として扱わないでください。

配管の摩擦は含まれますか?

いいえ。エネルギー損失のない理想流れを表します。実際の配管では、ダルシー・ワイスバッハ式による損失や継手損失をエネルギー式に加えてください。

気体にもベルヌーイの式を使えますか?

密度変化を無視できる低速の気体流れには近似的に使えます。圧力や密度が大きく変わる場合は圧縮性流れの式が適しています。

下流圧力が上昇するのはなぜですか?

流速が下がる場合や低い位置に流れる場合、圧力は上昇し得ます。運動エネルギーや重力による位置エネルギーが静圧へ変換されるためです。