連続性補正計算機
正規分布と適切な半単位の境界補正で、二項確率を近似します。
二項分布の正規近似
二項モデルと事象の境界を入力して、連続性補正後の確率を計算します。
連続性補正について
二項確率変数は成功回数を数えるため、整数値しか取りません。一方、正規確率変数は連続的で、数直線上のあらゆる値を取れます。正規曲線で二項分布を近似するとき、連続性補正は各離散境界を半単位ずらします。この小さな調整により、連続曲線の下の面積が離散分布の確率の棒により近く対応します。
例えば成功が 20 回以下という事象では、補正後の正規境界は 20.5 です。20 を中心とする二項確率の棒は 19.5 から 20.5 まで広がるためです。20 回以上なら下限は 19.5 になります。ちょうど 20 回は 19.5 から 20.5 の区間で表し、両端を含む 20 回から 30 回の事象では 19.5 と 30.5 を使います。計算機はこれらの規則を自動適用してから、有限の各境界を z スコアへ標準化します。
近似に用いる正規分布の平均は n と p の積、標準偏差は n と p と一から p を引いた値の積の平方根です。補正後の各境界から平均を引き、標準偏差で割ります。求める確率は、得られた z スコアの間の面積です。片側の事象では残りの裾全体を用いるので、有限の補正境界は一つだけ必要です。
正規近似は、期待成功回数 n と p の積、および期待失敗回数 n と一から p を引いた値の積が、どちらも 5 以上の場合に一般に有用です。より保守的な目安として 10 を使う授業や分析者もいます。どちらかが小さいと二項分布の歪みが大きくなり得るため、正確な二項計算のほうが安全です。また、p がちょうどゼロまたは一だと標準偏差がゼロになり、近似は定義されません。
連続性補正は、中程度の標本サイズや判断境界に近い確率で特に重要です。試行回数が増えるほど影響は通常小さくなりますが、手計算の正規近似を改善する適切な方法であることに変わりはありません。表示される平均、標準偏差、確率を、課題の確認、分析計画、統計ソフトとの比較に役立ててください。
連続性補正の例
正規確率を求める前に、離散事象の境界をどう動かすかを示します。
| 二項事象 | 補正後の境界 | 解釈 |
|---|---|---|
| n = 100、p = 0.5、X が 55 以下 | X が 55.5 未満;確率 0.864334 | 55 に対応する棒の上端まで含めます。 |
| n = 50、p = 0.4、X が 20 以上 | X が 19.5 より大きい;確率 0.557469 | 20 の棒全体を含めるため、下限を下げます。 |
| n = 80、p = 0.25、X がちょうど 20 | 19.5 より大きく 20.5 未満の X | 一つの離散的な棒を、幅一単位の連続区間に置き換えます。 |
連続性補正計算機の使い方
- 独立した二項試行の回数と、各試行の成功確率を入力します。
- 事象が指定回数以下、以上、ちょうど、または二つの回数の間かを選びます。
- 対象回数を入力し、区間の場合は端点を含む上限回数も入力します。
- 「確率を計算」を選び、補正後の正規確率、平均、標準偏差を確認します。
連続性補正のよくある質問
なぜ連続性補正が必要ですか?
二項の回数は離散的ですが、正規モデルは連続的です。端点を含む境界を半単位動かすことで、正規面積を確率の棒全体に対応させます。
正規近似はいつ使うべきですか?
期待成功回数と期待失敗回数がともに十分大きい場合で、一般的には 5 または 10 以上が目安です。回数が少ない場合や強く歪んだ場合は、正確な二項確率を計算してください。
0.5 は足しますか、引きますか?
端点を含む上限には 0.5 を足し、下限からは 0.5 を引きます。ちょうど特定回数の場合は両方を行い、幅一単位の区間を作ります。
p はゼロや一でもよいですか?
これらは確定的な結果を表し、標準偏差がゼロになります。そのため正規近似は定義されませんが、正確な二項の答えは直ちに求まります。
補正後の答えは厳密ですか?
いいえ。正規分布に基づく近似のままです。連続性補正は通常精度を改善しますが、厳密な二項計算の代わりにはなりません。