負の二項分布計算機
独立なベルヌーイ試行で、指定した成功回数に達するまでの失敗回数の点確率と累積確率を計算します。
負の二項分布の確率
目標成功回数、各試行の成功確率、観測した失敗回数を入力します。
負の二項分布について
負の二項分布は、独立な試行を繰り返し、決められた成功回数に達するまでに何回失敗するかを表します。各試行の結果は通常、成功と失敗の二つだけで、成功確率は一定です。この計算機では、必要な成功回数を r、各試行の成功確率を p、r 回目の成功までに観測される失敗回数を k とします。この定義は確率の授業、品質管理、信頼性研究、疫学、カウントデータのモデル化で広く使われています。
点確率は、確率質量関数 C(k + r - 1, k) に p の r 乗と (1 - p) の k 乗を掛けて求めます。組合せの項は、最後の試行が目標の成功になるという条件のもとで、それ以前の成功と失敗の並び方を数えます。計算機はさらに、ゼロから k までの確率質量を合計して P(X <= k) を求め、一からその累積値を引いて P(X > k) を表示します。これらにより「ちょうど」「以下」「超える」という問いに、別々に計算せず答えられます。
失敗回数の期待値は r(1 - p) / p、分散は r(1 - p) / p² です。成功確率が高いほど、分布は一般に失敗ゼロの方向へ寄り、ばらつきも小さくなります。目標成功回数が多くなると、期待される失敗回数と分散はともに増えます。p が一ならすべての試行が成功するため、失敗ゼロの確率は一となり、平均と分散はいずれもゼロです。
r と k は回数なので整数を使います。p はゼロから一の間の小数で入力し、例えば 35% の確率なら 0.35 とします。標準モデルを適用するには、試行が独立で同一の分布に従う必要があります。試行ごとに確率が変わる、結果が互いに影響する、別の理由で過程が終了する場合は、別のモデルが適切かもしれません。また、教科書によっては負の二項変数を失敗回数ではなく総試行回数として定義します。その場合、総試行回数は k + r です。変数を正しく変換すれば、確率そのものは変わりません。
負の二項分布の例
目標の成功に達するまでの失敗回数を用いた例です。
| 入力値 | 結果 | 解釈 |
|---|---|---|
| r = 3, p = 0.5, k = 2 | P(X = 2) = 0.1875 | 三回目の成功までにちょうど二回失敗する確率は 18.75% です。 |
| r = 2, p = 0.5, k = 0 | P(X = 0) = 0.25 | 最初から二回連続で成功する確率は 0.5 の二乗です。 |
| r = 1, p = 0.25, k = 3 | P(X = 3) = 0.10546875 | 幾何分布となるこの特殊例では、初めて成功するまでに三回失敗する確率を求めます。 |
計算機の使い方
- 実験を終了するために必要な成功回数を正の整数で入力します。
- 各試行の一定の成功確率を、ゼロより大きく一以下の小数で入力します。
- 評価する失敗回数を非負の整数で入力します。
- 「計算」を選択し、点確率、累積・上側確率、平均、分散を確認します。
負の二項分布のよくある質問
負の二項分布は何を表しますか?
指定した回数の成功が起こるまでの失敗回数を表します。各試行が独立で、成功確率が同じであることを仮定します。
二項分布とはどう違いますか?
二項分布では試行回数を固定して成功回数を数えます。負の二項分布では成功回数を固定し、その目標に達するまでの失敗回数または試行回数を数えます。
幾何分布と関係はありますか?
はい。幾何分布は必要な成功回数が一回の負の二項分布で、最初の成功までの失敗回数を数えます。
成功確率をパーセントで入力できますか?
パーセントではなく小数で入力してください。例えば成功確率が 40% なら 0.4 を使います。
成功回数と失敗回数が整数でなければならないのはなぜですか?
離散的な試行結果の回数なので、このモデルでは端数に意味がありません。計算機は負の回数や整数でない回数を受け付けません。