ベルトランの箱の逆説計算機
有名な三つの箱と硬貨の問題で、条件付き確率を学びましょう。
箱の確率設定
金貨と銀貨の各組合せを入れた箱の個数を指定します。
ベルトランの箱の逆説について
ベルトランの箱の逆説は、条件付き確率の古典的な問題です。標準形では三つの箱にそれぞれ二枚の硬貨が入っています。一つは金貨二枚、一つは金貨と銀貨、一つは銀貨二枚です。箱を等確率で選び、その箱から硬貨を等確率で一枚取り出したところ、金貨でした。選んだ箱に残る見えていない硬貨も金貨である確率はいくつでしょうか。金貨・金貨と金貨・銀貨の箱だけが候補に残るため、直感的に二分の一と答えがちですが、これは誤りです。
見落とされているのは、金貨を観測した後では、この二つの箱が等確率ではないことです。金貨・金貨の箱には観測結果を生む硬貨が二枚あり、金貨・銀貨の箱には一枚しかありません。等確率の三通りの金貨の取り出し方のうち、二通りが金貨・金貨の箱に属します。したがって、残る硬貨も金貨である条件付き確率は 2/3、約 66.67% です。観測によって箱の相対的な可能性が変わることが、この逆説の要点です。
この計算機は、各種類の箱を複数設定できるように問題を一般化しています。金貨・金貨の箱が G 個、金貨・銀貨の箱が M 個なら、前者には 2G 個、後者には M 個の金貨の結果があります。金貨を観測した条件のもとで、金貨・金貨の箱を選んでいた確率は 2G を 2G + M で割った値です。銀貨・銀貨の箱は金貨の観測を生まないため式に現れませんが、硬貨を見る前の実験には含まれます。
この問題は、ベイズの定理、選択効果、証拠に基づいて結果を数える重要性を簡潔に示します。医療検査の解釈や品質管理の抜取検査など、隠れた原因によって観測の起こりやすさが異なる場面に似ています。答えは抽出の仮定に依存します。各箱が等確率で選ばれ、選んだ箱の各硬貨も等確率で取り出される必要があります。選択確率が異なる場合は、その重みを明示的に含める必要があります。箱の個数を変え、同じ条件付きの推論を保ちながら、箱の種類を増やすと事後確率がどう変わるか確認してください。
箱の逆説の例
いずれの結果も、最初に金貨を引いたことを条件とします。
| 箱の個数 (GG, GS, SS) | 確率 | 考え方 |
|---|---|---|
| 1, 1, 1 | 66.67% | 金貨を引く三通りのうち二通りが金貨・金貨の箱に属します。 |
| 2, 1, 3 | 80.00% | 金貨を引く五通りのうち四通りが金貨・金貨の箱に属します。 |
| 1, 2, 0 | 50.00% | 金貨・金貨の箱の二通りと、混合箱の金貨の二通りが同数です。 |
計算機の使い方
- 金貨・金貨、金貨・銀貨、銀貨・銀貨の箱の個数を入力します。
- 箱の選択と箱内の硬貨の選択が、それぞれ等確率であることを確認します。
- 「条件付き確率を計算」を選び、金貨を観測した条件で計算します。
- 金貨・金貨の箱に属する結果と、金貨を生むすべての結果を比較します。
よくある質問
標準問題の答えが二分の一でないのはなぜですか?
金貨を観測した後、残る二種類の箱は等確率ではありません。金貨・金貨の箱には、その観測を生む取り出し方が二倍あります。
銀貨・銀貨の箱が結果に影響しないのはなぜですか?
銀貨・銀貨の箱から金貨は出ないため、条件付きの重みはゼロになります。ただし、硬貨を観測する前の確率には影響します。
ベイズの定理はどう使われていますか?
ベイズの定理は、各箱から金貨が出る可能性に応じて重みを更新します。計算機は金貨を生む取り出し方を数えることで、この更新を行います。
計算にはどんな仮定がありますか?
各箱が等確率で選ばれ、箱内の各硬貨も等確率で取り出されると仮定します。選択に偏りがある場合は、単純な個数ではなく重み付き確率が必要です。
三つより多い箱も扱えますか?
はい。各種類にゼロ以上の整数を入力できます。同じ種類の箱を増やしても、同じ条件付き確率の式が使えます。