完全平方三項式計算機
ax² + bx + c が完全平方かを調べ、二項式の因数をすぐに確認できます。
三項式を判定
ax² + bx + c の三つの係数を入力してください。
完全平方三項式について
完全平方三項式は、二項式をそれ自身に掛けて得られる三項の多項式です。よく知られた恒等式 (p + q)² = p² + 2pq + q² と (p - q)² = p² - 2pq + q² が、その構造を表しています。ax² + bx + c では最初と最後の項が平方で、中間項の係数がそれぞれの平方根の係数の積の正または負の二倍でなければなりません。この形を見抜くことで、二次式を簡潔な因数分解形にできます。
本計算機は、同値な判別式の条件 b² - 4ac = 0 を調べるとともに、最高次係数が正で定数項が非負であることを確認します。判別式がゼロなら、対応する二次方程式は一つの実数の重解を持ちます。これは同じ二項式の因数が二回現れる場合に相当します。条件を満たすと、b が正なら (sqrt(a)x + sqrt(c))²、b が負なら (sqrt(a)x - sqrt(c))² を表示します。
例えば x² + 6x + 9 の両端の項は x² と 9 で、その平方根は x と 3 です。積の二倍は 6x となり、中間項と一致するので (x + 3)² と因数分解できます。同様に 4x² - 12x + 9 では、両端の項の平方根が 2x と 3 です。その積の二倍は 12x で、中間項が負なので引き算を選び、(2x - 3)² となります。
平方根が整数でなくても、係数による判定は有効です。因数分解形に小数や無理数の係数が含まれていても、実数の範囲で完全平方になることがあります。表示する因数は読みやすく丸めますが、判定には入力された係数を直接使い、小さな数値誤差を許容します。これにより、ブラウザーの演算で小数を完全に表せないという理由だけで、数学的に正しい結果が否定されることを防ぎます。
完全平方三項式は、平方完成、二次方程式の求解、放物線の描画、有理式の簡約、幾何公式の導出などに登場します。因数分解すると、放物線の頂点と重解に対応する x 軸との交点をすぐに読み取れます。計算機で形の見抜き方を確認し、表示された判別式や因数を自分の計算と比較してください。両端が平方の項であることと、中間項がその平方根の積の正または負の二倍であることを押さえながら、素早く確認するための補助ツールです。
完全平方三項式の例
係数と、二回現れる二項式の因数を比較します。
| 三項式 | 結果 | 理由 |
|---|---|---|
| x² + 6x + 9 | (x + 3)² | 中間項の係数は 2 × 1 × 3 です。 |
| 4x² - 12x + 9 | (2x - 3)² | 中間項が負なので引き算になります。 |
| 9x² + 12x + 4 | (3x + 2)² | 判別式はゼロです。 |
完全平方三項式を判定する方法
- 三項式 ax² + bx + c から係数 a、b、c を読み取ります。
- 中間項の符号を保ったまま各係数を入力します。
- 「三項式を判定」を選び、完全平方の条件を調べます。
- 二回現れる二項式の因数と判別式を確認します。
完全平方三項式に関するよくある質問
三項式が完全平方になる条件は何ですか?
最初と最後の項が平方で、中間項がその平方根の積の正または負の二倍になることです。同値な条件として、二次式の判別式がゼロになります。
中間項の係数は負でもよいですか?
はい。中間項の係数が負なら、(x - 3)² のような差の平方になります。最初と最後の項は非負のままです。
判別式がゼロであることはなぜ重要ですか?
判別式がゼロなら実数の重解を持ちます。そのため同じ一次因数が二回現れ、完全平方になります。
係数 a は一以外でもよいですか?
はい。例えば 4x² + 12x + 9 は (2x + 3)² です。最高次係数は、扱う数の範囲で平方として表せる正の数であればかまいません。
すべての二次式を因数分解できますか?
いいえ。二項式の平方となる二次式だけを判定します。他の二次式は異なる二つの二項式に分解できる場合も、実数の範囲で分解できない場合もあります。