交差価格弾力性計算ツール|需要関係を分析
価格と数量の変化から需要の交差価格弾力性を計算し、商品同士が代替財、補完財、無関係な財のどれに当たるかを判定します。
ある財の変更前後の需要量と、関連財の変更前後の価格を入力し、中点法による交差価格弾力性(弧弾力性)を求めます。
交差価格弾力性計算ツール|需要関係を分析
価格と数量の変化から需要の交差価格弾力性を計算し、商品同士が代替財、補完財、無関係な財のどれに当たるかを判定します。
需要の交差価格弾力性について
交差価格弾力性計算ツールは、ある財の需要量が別の財の価格変化にどう反応するかを測定します。中点法(弧弾力性)の公式を使用します。Exy = X の数量の変化率を Y の価格の変化率で割った値で、各変化率は開始値と終了値の平均を基準に求めます。Exy が正なら代替財です。コーヒーの価格が上がると、紅茶の需要量も増えることがよくあります。Exy が負なら補完財です。プリンターの価格が上がると、インクの需要量は減る傾向があります。ゼロに近い結果は、標本内の関係が弱いことを示します。
中点法を使うのは、価格が 10 から 12 に変化する場合の変化率が 18.18% であり、12 から 10 に変化する場合も絶対値では同じになるためです。そのため、どちらを基準点にするかで弾力性は変わりません。数量が 100 から 120、関連価格が 10 から 12 に変化すると、Exy = 1.00 となり、この範囲では単位弾力的な代替関係を示します。数量が 200 から 150、関連価格が 5 から 6 に変化すると、約 −1.57 となり、補完関係を示します。関連価格が変わらなければ分母がゼロになるため、計算ツールはエラーを返します。
価格設定の担当者は Exy を使って、競合他社の販促で自社の販売数量が奪われるか、セット商品をまとめて値引きすべきかを推測できます。独占禁止法の分析や授業では、符号によって財を分類します。この指標が表すのは入力した二つの観測点における関係だけで、あらゆる価格を網羅する需要曲線ではありません。関連価格が真の要因であっても、所得、季節性、広告によって数量が変わる可能性があります。
注意点:自己価格弾力性では、関連商品の価格ではなく同じ財の価格を使います。弧弾力性は、回帰の傾きから求める点弾力性とも異なります。単位は相殺されるため、各系列内で単位が一貫していれば、数量をパック、価格をドルで表してもかまいません。一つの Exy を戦略上の基準にする前に、別の日付の組み合わせでも再計算してください。信頼できる前後比較データと併用すれば、代替と補完という関係を数量で明確に表せます。
交差価格弾力性計算ツールの例
各例では、X の数量と Y の価格に中点公式を使用します。
| 入力 | 結果 | 説明 |
|---|---|---|
| 数量 100 → 120、関連価格 $10 → $12 | 1.00 | 正の値 1.00 は、この範囲で代替関係にあることを示します。 |
| 数量 200 → 150、関連価格 $5 → $6 | -1.57 | 負の結果は補完関係を示します。もう一方の価格が上がると、数量が減少しています。 |
| 数量 80 → 100、関連価格 $20 → $22 | 2.33 | 数量の伸びが関連価格の上昇を上回っており、代替反応がより強い例です。 |
交差価格弾力性の計算方法
- 分析する財の当初の需要量と変更後の需要量を入力します。
- 関連商品の当初価格と変更後価格を入力します。
- 「計算する」を選択し、中点法による交差価格弾力性(弧弾力性)を確認します。
- 正の結果は代替財、負の結果は補完財として解釈します。
交差価格弾力性計算ツールのよくある質問
交差価格弾力性はどのように計算しますか?
中点公式を使い、X の数量の変化率を Y の価格の変化率で割ります。各変化量は二つの観測値の平均で割るため、前後の時点を入れ替えても結果の対称性が保たれます。
結果が正または負の場合、何を意味しますか?
Exy が正なら二つの財は代替財として動き、負なら補完財として動きます。ゼロに近い値は、この標本では数量が関連価格にほとんど反応しなかったことを意味します。
関連商品の価格を変える必要があるのはなぜですか?
関連価格が変わらないと価格変化率がゼロになり、弾力性を定義できません。異なる二つの価格を入力しなければ、これらの観測点から関係を測定できません。
これは自己価格弾力性ですか?
いいえ。自己価格弾力性は、分母に同じ財の価格を使います。交差価格弾力性は別の商品の価格を使い、代替財か補完財かを分類します。
弧弾力性と点弾力性のどちらを使うべきですか?
二つの離散的な観測値には弧弾力性(中点法)が適しており、この計算ツールもそのために作られています。点弾力性は、推定した需要曲線や、ある価格での微分係数に用います。