リベット寸法計算機

締結部の厚さ、リベット径、材料強度、本数から、ソリッドリベットの長さと理想化したせん断耐力を推定します。

リベット長さとせん断耐力の推定
寸法はミリメートル、許容せん断強さはメガパスカルで入力してください。

リベットの寸法選定について

リベット選定はグリップ、つまり締結するすべての板や部品の合計厚さから始まります。ソリッドリベットは積層部を貫通し、かしめ頭を作るために十分な軸の突出を残す必要があります。この計算機は、総締結厚さにリベット径の一・五倍を加える一般的な初期目安を使います。得られる値は推奨最小呼び長さです。メーカーの許容グリップ範囲を満たすことを確認しながら、入手できるカタログ寸法へ切り上げてください。 径は板厚だけでは決まりません。径は穴加工、縁端距離、ピッチ、支圧応力、純断面強度、せん断耐力に影響します。そのため、この計算機は選定済みの径を入力し、理想化した一面せん断耐力を推定します。円形軸の断面積は円周率 × 直径の二乗 ÷ 四です。一メガパスカルは一ニュートン毎平方ミリメートルなので、断面積に許容せん断強さを掛けるとニュートンになります。本数を掛け、千で割るとキロニュートン表示になります。 この簡易耐力は、各リベットが荷重を均等に分担し、各軸を一つのせん断面が横切ると仮定します。実際の継手では、偏心、柔軟性、穴の隙間、製造公差、変形により荷重分担が不均一になる場合があります。二面せん断継手では有効なせん断面を二つとできることがありますが、形状と支圧挙動がその仮定を裏付ける場合に限ります。表示値は板の支圧、端抜け、ブロックせん断、疲労、振動、腐食、温度、引張りとせん断の組合せを確認しません。 許容強度は、適切な設計規格、承認済みのメーカー資料、または有資格の技術者に基づく必要があります。必要なせん断との関係や安全率を考慮せずに、引張強さの極限値で代用しないでください。合金、熱処理、施工方法、穴品質、温度は性能を大きく変えることがあります。構造物、航空機、圧力容器、車両、安全上重要な継手には、分野固有の手順と記録を伴う検査が必要です。 結果は最終的な継手設計ではなく、根拠が明確な計画段階の計算として使ってください。調達前に、入手可能な長さ、頭部形状、施工スペース、かしめ代、最小縁端距離、穴径を確認します。長さは切り下げず切り上げ、そのリベットが座屈せず、かしめ頭が小さすぎずに適切に施工できることを確認してください。完全な設計では、リベットせん断、支圧、断面の限界状態を比較し、最も低い許容耐力を採用します。これらを確認すれば、候補径の比較、締結厚さに合う長さの推定、本数と材料強度が継手の公称耐力に与える影響の理解に役立ちます。

リベット寸法の例

継手仕様計算結果用途
締結厚さ 8 mm、リベット径 6 mm、200 MPa長さ 17 mm;5.65 kN一面せん断の初期推定。
締結厚さ 12 mm、径 8 mm のリベット4本、150 MPa長さ 24 mm;30.16 kN荷重の均等分担を仮定した耐力。
締結厚さ 5 mm、径 5 mm のリベット2本、180 MPa長さ 12.5 mm;7.07 kN在庫のある長さに切り上げます。

リベット寸法の決め方

  1. 締結範囲内にあるすべての部品の厚さを合計します。
  2. 選んだリベットの軸径を入力します。
  3. 承認された許容せん断強さと本数を入力します。
  4. 計算後、推奨長さを適合するカタログ寸法に切り上げます。
  5. 支圧、間隔、縁端距離、適用されるすべての設計規則を確認します。

リベット寸法計算機のよくある質問

リベットのグリップ厚さとは何ですか?

リベットで固定する材料の合計厚さです。継手の積層内にあるすべての薄板、厚板、座金、部品を含めてください。

なぜ直径の一・五倍を加えるのですか?

余分な軸部分が、ソリッドリベットの標準的なかしめ頭を作る材料になります。実際のかしめ代はリベットと工程によって変わるため、メーカーの指示を優先します。

耐力には安全率が含まれていますか?

入力した許容強度を使い、別の係数は追加しません。係数を適用していない極限値ではなく、規格で認められた許容値を入力してください。

二面せん断を計算しますか?

いいえ。各リベットのせん断面を一つと仮定しています。二面せん断継手には、形状、支圧、荷重伝達の個別確認が必要です。

構造設計に結果を使えますか?

初期比較にのみ使ってください。施工前に、資格のある設計者が継手のすべての限界状態と適用規格を確認する必要があります。