暖房能力計算機
面積、気候、断熱性能、天井高、効率から住宅の暖房負荷と温風暖房炉の必要入力を推定します。
暖房炉の能力を概算
建物の条件を選び、暖房面積と暖房炉の効率を入力してください。
暖房炉の能力選定について
暖房能力計算機は、寒い時期に住宅で必要となる暖房能力を概算するものです。暖房対象の床面積と、気候に応じた単位面積・時間当たりの英熱量を基に計算します。断熱性能に加え、天井高が基準の八フィートより高いか低いかで負荷を補正します。得られる建物の熱損失は、室内へ供給すべき有効な熱量を表します。これを暖房炉の効率で割ると、その出力に必要な機器の定格入力を推定できます。
気候や断熱の選択肢は計画用の大まかな係数であり、部屋ごとの負荷計算に代わるものではありません。同じ床面積でも、設計外気温、漏気、窓の面積と性能、壁や屋根の構造、基礎の種類、方位、日射取得、ダクト位置、換気、在室人数、内部発熱によって必要な暖房能力は大きく異なります。増築や部分改修を行った住宅では、外皮の仕様が混在する場合もあります。設計条件は地域名だけでなく、現地の気象データから決める必要があります。
能力を過大にすれば安心とは限りません。実際の負荷より大きすぎる暖房炉は、頻繁な発停、温度むら、騒音の増加、快適性や効率の低下を招く可能性があります。能力不足では、設計時に想定した寒さの中で設定温度を維持できないことがあります。変調式や多段式の機器では能力の出し方が異なり、ヒートポンプでは低温時の能力と補助暖房を別途検討する必要があります。既設のダクトや吹出口も、許容できる圧力、風速、騒音で必要風量を送れることが必要です。
この概算は必要能力の範囲を把握し、空調の専門業者と相談するためにご利用ください。機器選定前には、実測した外皮寸法、確認済みの断熱仕様、漏気の想定、窓のデータ、現地の冬期設計外気温を用いた業界標準の暖房負荷計算を依頼してください。施工業者は定格効率を考慮して機器出力を負荷に合わせ、ダクト能力、排気、燃料供給、凝縮水排水、電源要件、法規適合を確認する必要があります。既存機器の銘板と同じ能力で交換するだけでは、過去の過大選定を繰り返す恐れがあり、新たな評価の代わりにはなりません。
暖房能力の計算例
以下は概算例です。詳細な暖房負荷計算は別途必要です。
| 暖房対象 | 条件 | 推定熱損失 |
|---|---|---|
| 2,000 sq ft の住宅 | 中間的な気候、標準的な断熱、天井高 8 ft | 80,000 BTU/h |
| 1,500 sq ft の住宅 | 寒冷、高断熱、天井高 9 ft | 71,719 BTU/h |
| 1,200 sq ft の住宅 | 温暖、低断熱、天井高 8 ft | 43,200 BTU/h |
暖房能力の推定方法
- 暖房炉で実際に暖める床面積の合計を測定します。
- 建物に最も近い気候と断熱性能を選択します。
- 平均天井高と定格の年間燃料利用効率を入力します。
- 結果を計画の目安にし、専門業者に部屋ごとの負荷計算を依頼します。
暖房能力計算機のよくある質問
毎時 BTU は何を表しますか?
毎時 BTU は蓄えられた熱量ではなく、熱の移動速度を表します。暖房炉では入力と有効出力の能力を示すために使われます。
効率によって必要入力が変わるのはなぜですか?
効率は投入した燃料のうち定格の有効熱出力に変わる割合です。効率が低い暖房炉ほど、同じ暖房負荷を満たすために大きな定格入力が必要です。
床面積だけで能力を選べますか?
いいえ。床面積でできるのは大まかな一次推定だけです。正確な選定には外皮構造、漏気、窓、方位、換気、現地の設計外気温も必要です。
寒い日に備えて大きい暖房炉を選ぶべきですか?
過大な能力は短時間の発停、騒音、温度変動、効率低下の原因になります。適切な機器選定では、根拠のある設計負荷に利用可能な出力を近づけます。
ヒートポンプにもこの結果を使えますか?
そのままでは使えません。ヒートポンプの能力と効率は外気温で変わります。現地の設計条件におけるメーカーの性能データを使用し、補助暖房の方針も考慮してください。