理想気体の状態方程式計算機
方程式PV = nRTを使って圧力、体積、物質量、絶対温度を求めます。
理想気体の状態方程式を解く
未知量を選び、残り三つの正の値をSI単位で入力してください。
理想気体の状態方程式について
理想気体の状態方程式は、気体の四つの測定可能な性質、絶対圧力P、体積V、物質量n、絶対温度Tを結びつけます。簡潔な形はPV = nRTで、Rは普遍気体定数です。この計算機ではR = 8.314462618 J/(mol·K)とSI単位を使用します。圧力はパスカル、体積は立方メートル、物質量はモル、温度はケルビンで入力します。
求めたい量を選び、残り三つを入力してください。圧力はnRTをVで、体積はnRTをPで、物質量はPVをRTで、温度はPVをnRで割って求めます。いずれも同じ式の代数的な変形なので、単位の統一が不可欠です。一リットルは0.001立方メートル、一キロパスカルは1,000パスカルです。摂氏温度は273.15を加えるとケルビンになります。
圧力も温度も絶対値を使用する必要があります。ゲージ圧は周囲の大気との差を測るため、そのまま代入できません。まずゲージ圧に大気圧を加えてください。ケルビンは絶対零度を起点とし、摂氏を直接使用した場合に生じる物理的に意味のない負の絶対温度を避けます。体積は気体が占める空間、物質量は同じ状態にある気体のモル数を表す必要があります。
「理想」はモデルの仮定を示します。粒子自体の体積は無視でき、分子間引力がなく、衝突でエネルギーが保存されます。実在気体は低圧から中程度の圧力で、十分に高い温度のとき、この仮定に最も近づきます。高圧、凝縮付近、臨界点近傍では分子の大きさや引力が重要になります。その場合は圧縮係数を導入するか、実在気体の状態方程式を選びます。
簡略化されていても、PV = nRTは化学と物理で特に有用な関係式です。実験計画、ボンベ内気体の推定、空気圧計算、換気解析、気象の考察、授業の演習に役立ちます。傾向も理解しやすくなります。体積と物質量が一定なら絶対温度とともに圧力が上がり、圧力と物質量が一定なら温度とともに体積が増え、圧力と温度が一定なら気体を加えると体積が増えます。
結果は理想モデルが予測する状態として扱ってください。有効数字は入力の品質に合わせ、安全に関わる容器やプロセスの計算では適切な物性データ、設計基準、余裕を用いる必要があります。理想気体の近似が妥当な一般的な問題では、四つの変数のどれでも直接、明確に求められます。
理想気体の状態方程式の例
各行では同じPV = nRTを変形し、異なる未知量を求めます。
| 既知の値 | 求めた値 | 用途 |
|---|---|---|
| V = 0.0249434 m³, n = 1 mol, T = 300 K | P ≈ 100,000 Pa | 体積、物質量、温度から圧力を求めます。 |
| P = 100,000 Pa, n = 2 mol, T = 300 K | V ≈ 0.049887 m³ | 二モルの気体が占める体積を求めます。 |
| P = 101,325 Pa, V = 0.01 m³, T = 293.15 K | n ≈ 0.416 mol | 十リットル容器内の気体の物質量を推定します。 |
| P = 200,000 Pa, V = 0.02 m³, n = 1.5 mol | T ≈ 320.73 K | 既知の状態から絶対温度を求めます。 |
理想気体の状態方程式計算機の使い方
- 圧力、体積、物質量、温度から未知量を選びます。
- 表示される三つの欄にSI単位で正の値を入力します。
- 計算前にゲージ圧を絶対圧力へ、摂氏をケルビンへ換算します。
- 「状態方程式を解く」を選び、結果とSI単位を確認します。
理想気体の状態方程式に関するよくある質問
Rにはどの値を使っていますか?
8.314462618 J/(mol·K)を使用します。この値はパスカル、立方メートル、モル、ケルビンに対応します。
リットルや気圧を使えますか?
入力前にSI単位へ換算してください。リットルは0.001を掛けて立方メートルに、気圧は101,325を掛けてパスカルにします。
温度がケルビンでなければならないのはなぜですか?
気体の法則の比例関係は、絶対零度から測る絶対温度に基づきます。摂氏では比率が変わり、無効な結果になることがあります。
理想気体の状態方程式はすべての気体に厳密に成り立ちますか?
いいえ。中程度の圧力で凝縮から離れた状態に最も適した近似です。分子間相互作用が重要な場合は実在気体の補正が必要です。
モル数と質量の違いは何ですか?
モル数は粒子の数に基づいて物質量を表し、質量は物体の重さを表します。質量を気体のモル質量で割るとモル数に換算できます。