ケプラーの第三法則計算機
二体軌道の公転周期、軌道長半径、軌道速度を計算します。
ケプラーの軌道計算
中心天体と周回天体の質量を使い、距離から周期、または周期から距離を求めます。
ケプラーの第三法則について
ケプラーの第三法則は、軌道を一周する時間と軌道の大きさを結び付けます。ヨハネス・ケプラーは観測から、惑星の公転周期の二乗が軌道長半径の三乗に比例することを見いだしました。軌道長半径とは、楕円軌道の最も長い直径の半分です。円軌道では、二つの天体の中心間の一定距離に相当します。
ニュートンの重力理論は比例定数を与え、この法則を太陽の周りを回る惑星以外にも適用できるようにします。一般的な二体の式は、T の二乗 = 4 × 円周率の二乗 × a の三乗 ÷(G × 総質量)です。T は周期、a は軌道長半径、G は重力定数で、総質量は両天体の質量の和です。連星や両者の質量が近い系では、両方の質量を含めることが重要です。恒星を回る惑星では、通常は惑星の質量が十分小さく、省略しても結果の変化はわずかです。
この計算機では、主天体の質量を太陽質量、周回天体の質量を地球質量、距離を天文単位、時間を日で入力します。これらの便利な天文学の単位を SI 単位に変換してから式を計算します。周期モードでは a から T を求め、軌道長半径モードでは同じ式を変形して立方根を取ります。表示する軌道速度は、計算された距離での円軌道速度で、重力パラメータを半径で割った値の平方根から求めます。
円軌道速度は便利な目安ですが、楕円軌道では速度が変化します。天体は近点付近で最も速く、遠点付近で最も遅くなるため、詳しい軌道計算には vis-viva の式と天体の現在の軌道半径が必要です。また、質量が一定の孤立した二体系を仮定しています。大気抵抗、推力、非球対称な重力、共鳴、他の天体からの摂動はモデル化していません。この範囲内では、ケプラーの法則は惑星系、人工衛星、自然衛星、連星系の正確な初期計算に役立ちます。
ケプラーの第三法則の計算例
天文学の単位を統一して、よく知られた太陽系の軌道を比較します。
| 入力値 | 計算結果 | 軌道 |
|---|---|---|
| 1 AU、1 太陽質量 | 約 365.26 日 | 太陽を回る地球に近い軌道。 |
| 1.5237 AU、1 太陽質量 | 約 687 日 | 太陽を回る火星に近い軌道。 |
| 5.2028 AU、1 太陽質量 | 約 4,333 日 | 太陽を回る木星に近い軌道。 |
軌道計算機の使い方
- 公転周期と軌道長半径のどちらを求めるか選びます。
- 既知の軌道長半径を AU、または周期を日で入力します。
- 主天体の質量を太陽質量で入力し、必要に応じて小さい天体の質量を地球質量で入力します。
- 「軌道を計算」を選び、周期、軌道長半径、円軌道速度を確認します。
ケプラーの第三法則に関するよくある質問
ケプラーの第三法則とは何ですか?
同じ質量の天体を周回する物体では、公転周期の二乗が軌道長半径の三乗に比例するという法則です。ニュートンの形式では、質量と重力定数を明示的に含めます。
軌道長半径とは何ですか?
楕円の最も長い直径の半分です。周期の計算に使う代表的な大きさであり、天体の現在の距離とは限りません。
両方の質量を含めるのはなぜですか?
両天体は共通の重心を回るため、正確な重力パラメータには合計質量を使います。低質量の惑星や衛星では、小さい側の質量を通常は無視できます。
表示される速度は楕円軌道にも当てはまりますか?
表示値は、軌道長半径に等しい距離での円軌道速度です。楕円軌道の実際の速度は常に変わり、計算には位置の情報が必要です。
地球を回る人工衛星も計算できますか?
はい。地球の質量を太陽質量に、軌道半径を AU に換算すれば計算できます。ただし、キログラムやキロメートルを直接入力できる専用の衛星計算機の方が便利な場合があります。