パスワード組み合わせ計算
パスワードの長さと文字集合の大きさから、可能なパスワード数と理論エントロピーを求めます。
パスワード探索空間の計算
各位置で、選択した文字集合の任意の文字を独立に使えると仮定します。
パスワードの組み合わせについて
パスワードの組み合わせ数は、各位置で固定された集合の任意の文字を使えるときの理論上の探索空間の大きさです。長さが L で、各位置に C 種類の文字を使える場合、異なる文字列の数は C の L 乗になります。先頭のゼロを許す六桁の PIN には 10⁶、つまり百万通りの値があります。英小文字八文字のパスワードには 26⁸ 通りの文字列があります。
この計算機は探索空間の底が二の対数を取り、ビット単位のエントロピーも求めます。一ビット増えると可能性は二倍になります。これは理論エントロピーであり、パスワードが全空間から独立かつ一様に選ばれると仮定しています。人が作るパスワードはこの仮定をほとんど満たしません。よくある単語、キーボード上の並び、名前、文字の置き換え、使い回した認証情報により、選択ははるかに小さい実効探索空間へ集中します。ランダムな文字を生成するパスワードマネージャーなら、推定値に近づきやすくなります。
文字集合の大きさには、各位置で本当に使える文字数を指定してください。十進数字は 10 種類、英小文字は 26 種類、英大文字・英小文字・数字は 62 種類、一般的な印字可能 ASCII は 94 文字です。記号を必須にしたり、特定の位置で一部の文字を禁じたりする規則があると、単純なべき乗式では制約付き空間を正確には数えられません。同様に、単語リストから選ぶパスフレーズでは、選択肢数にリストの語数、長さに独立に選んだ単語数を使います。
組み合わせ数が大きくても、攻撃に必要な時間が直接分かるわけではありません。推測速度はパスワードハッシュ、ハードウェア、レート制限、アカウントロック、オンライン攻撃か盗まれたハッシュへの攻撃かで大きく変わります。攻撃者はランダムな順番ではなく、人が選びそうな文字列を優先します。この結果は理想化した探索空間の比較に使い、特定の解読時間を保証するものと考えないでください。実際の対策には、固有のランダムパスワード、多要素認証、最新のソルト付きパスワードハッシュによる保存を用いてください。
パスワード組み合わせの例
各例では、指定した文字集合のすべての文字列が等確率で選ばれると仮定しています。
| パスワード形式 | 可能な組み合わせ数 | 理論エントロピー |
|---|---|---|
| 6 桁の数字;各位置に 10 通り | 1,000,000 | 19.93 bits |
| 英小文字 8 文字;26 通り | 208,827,064,576 | 37.60 bits |
| 英数字 12 文字;62 通り | 3.2263e+21 | 71.45 bits |
パスワード組み合わせ数の求め方
- パスワードの総文字数を入力します。
- 各位置で使える文字の種類数を入力するか、プリセットを選びます。
- 「組み合わせ数を計算」を選び、探索空間とエントロピーを求めます。
- 理論値を、実際のパスワード生成方法のランダム性と照らし合わせます。
よくある質問
パスワードの組み合わせ数はどう計算しますか?
使用可能な文字数をパスワードの長さ乗します。各位置で同じ文字集合から独立に選べる場合に成り立ちます。
パスワードのエントロピーとは何ですか?
探索空間を二進数のビットで表したものです。選択が独立で一様ランダムな場合に限り、予測困難性の推定になります。
特殊文字を入れれば必ず強くなりますか?
理論上の文字集合は広がりますが、予測できる位置や置き換えでは式が示すほど安全性は増しません。よくあるパターンより、ランダムな長さの追加が通常は有効です。
解読時間も推定しますか?
いいえ。解読時間はハッシュの計算コスト、攻撃者の機器、レート制限、推測順序にも依存するため、組み合わせ数だけでは不十分です。
ランダムなパスフレーズにも使えますか?
はい。各単語を固定リストから独立に選ぶ場合に使えます。選択肢数にはリストの語数、長さには単語数を指定してください。