クラスカル・ウォリスH検定計算機

順位に基づくノンパラメトリック検定で独立した三群を比較し、H統計量、自由度、p値をすぐに確認できます。

クラスカル・ウォリス検定
各独立群に少なくとも二つの数値観測データを入力してください。

クラスカル・ウォリスH検定について

クラスカル・ウォリスH検定は、独立した三群以上を比較するノンパラメトリック手法です。データの正規性や母分散の等しさを要求せず、各群の観測値が同じ分布から得られたと考えられるかを調べます。一元配置分散分析の順位に基づく代替法としてよく紹介されます。順序尺度の評価、歪んだ測定値、少数標本、平均値による比較を不安定にする外れ値を含む量的結果などに使われます。 計算では、まず全観測値をまとめて小さい順に並べます。各観測値に順位を付け、同じ値には該当順位の平均を割り当てて同順位を公平に扱います。次に順位を元の群へ戻し、群ごとに合計します。帰無仮説が正しければ、各群の平均順位は似た値になります。順位和の違いが大きいほどH統計量が増え、少なくとも一群に高い値または低い値が多い傾向を示す証拠となります。 この計算機は同順位に対する標準的な補正を行います。同じ値が繰り返されると順位の変動性が小さくなるため、補正が重要です。補正後のHを、群数から一を引いた自由度のカイ二乗分布と比較します。この三群用計算機では自由度は二です。表示されるp値は、帰無仮説のもとで、計算値以上のH統計量が得られる確率を表します。 小さいp値は群の分布が同じという仮説に反する証拠ですが、どの群が違うかは特定しません。全体の結果が有意なら、多重検定の調整を加えたDunn検定など、適切な事後比較を行ってください。また、結果を特に中央値の差として解釈するには、観測値の独立性に加え、群の分布形状が似ている必要があります。対応のある測定や反復観測には、フリードマン検定など別の手法が必要です。 統計的有意性は実用上の重要性と同じではありません。可能であれば、群ごとの標本数、中央値、ばらつき、H統計量、自由度、p値、効果量を報告してください。結論を出す前に各群のグラフも確認しましょう。この計算機は再現可能な予備的検定計算を提供しますが、有益な解釈には適切な研究計画と分野の専門的判断が欠かせません。

クラスカル・ウォリス検定の例

結果解釈
1,2,3 | 4,5,6 | 7,8,9H = 7.2, p = 0.027324群の値が明確に順序付けられていると、全体で有意な結果になります。
1,4,7 | 2,5,8 | 3,6,9H = 0.8, p = 0.670320群の順位が入り交じっており、群間差の証拠は乏しい結果です。
2,2,4 | 3,3,5 | 4,4,6同順位補正済みの検定同じ値に平均順位を割り当て、同順位補正を行います。

クラスカル・ウォリス計算機の使い方

  1. 最初の独立群の観測値をカンマまたは空白で区切って入力します。
  2. 二番目と三番目の独立群にも、対応する数値データを入力します。
  3. 「H検定を計算」を押し、全観測値の順位付けと同順位補正済み統計量の計算を行います。
  4. p値を選択した有意水準と比較し、解釈を確認します。

クラスカル・ウォリス検定のよくある質問

どのような場合に使う検定ですか?

一元配置分散分析の分布仮定が疑わしい場合に、独立した三群以上の比較に使います。意味のある順位付けができる順序尺度の結果にも適しています。

有意な結果から、どの群が違うかわかりますか?

いいえ。有意なH統計量は少なくとも一群が異なることだけを示します。違いの場所を特定するには、事後のペア比較検定が必要です。

中央値を比較する検定ですか?

比較するのは群の順位分布です。各群の分布の形や広がり方が似ている場合に、中央値の比較として解釈できます。

同じ値はどう扱いますか?

同じ観測値には平均順位を付けます。その後、H統計量を標準の同順位補正係数で割り、カイ二乗近似を維持します。

検定にはどのような仮定がありますか?

観測値は群内でも群間でも独立で、応答変数は少なくとも順序尺度である必要があります。結論を一般化するには代表性のある標本抽出も重要です。