逆行列計算機
2 行 2 列の行列の逆行列と行列式を求め、小数で結果を表示します。
2 行 2 列の逆行列を求める
四つの成分を、それぞれ対応する行と列の位置に入力してください。
逆行列について
正方行列の逆行列は、ゼロでない数の逆数に似た役割を果たします。行列にその逆行列を掛けると、主対角成分が一、それ以外がゼロの単位行列になります。この計算機は 2 行 2 列の実行列の逆行列を求め、行列式も表示します。四つの入力は左上、右上、左下、右下の位置に対応します。
行方向の順に成分が a、b、c、d である 2 行 2 列の行列では、行列式は ad から bc を引いた値です。行列式は、変換によって面積がつぶれるか、変換を元に戻せるかを示します。行列式がゼロでなければ、a と d を交換し、b と c の符号を反転し、得られた各成分を行列式で割ると逆行列が求まります。
行列式がゼロの行列は特異行列で、逆行列を持ちません。幾何学的には、特異な 2 行 2 列の変換は平面を直線や点につぶし、復元できない情報を失わせます。代数的には行または列が一次従属です。ゼロの行列式で割ることはできないため、この計算機は無限大や未定義の成分を表示せず、特異行列であることを明確に伝えます。
逆行列は連立一次方程式を解く際に役立ちます。行列 A と未知ベクトル x の積が b となり、A が可逆なら、両辺に左から A の逆行列を掛けることで、x は A の逆行列と b の積になります。実際の数値計算では、逆行列を明示的に求めるより消去法や行列分解を使うのが一般的ですが、逆行列の公式は学習、小さな例の確認、可逆な線形変換の理解に有用です。
行列式は符号付き面積の拡大率も表します。絶対値が 3 なら面積は三倍になり、負なら向きも反転します。逆変換では、元の行列式の絶対値の逆数だけ面積が拡大・縮小されます。行列式がゼロに非常に近いと逆行列の成分が大きくなることがあり、悪条件の可能性や、小さな入力変化が大きな出力変化につながることを示します。
このツールは整数と小数を受け付け、表示結果を実用的な桁数に丸めます。丸めるのは表示だけで、公式では入力値をそのまま使います。三分の一などの分数は、丸めた有限小数として表示される場合があります。厳密な分数が必要なら行列式の公式を残し、各分子を ad から bc を引いた値で割る形に手書きで表してください。
元の行列に表示された逆行列を掛けると答えを確認できます。通常の丸め誤差を除けば、左上と右下の内積は一、残る二つはゼロになるはずです。また、逆行列の行列式が元の行列式の逆数になることも確認できます。これらの性質を使えば、成分の順序や符号の間違いを見つけやすくなります。
逆行列の例
可逆な各例では行列式がゼロではなく、逆行列が一意に定まります。
| 行ごとの行列成分 | 行ごとの逆行列成分 | 行列式 |
|---|---|---|
| [2, 1; 1, 1] | [1, -1; -1, 2] | 1 |
| [4, 7; 2, 6] | [0.6, -0.7; -0.2, 0.4] | 10 |
| [1, 2; 3, 4] | [-2, 1; 1.5, -0.5] | -2 |
| [3, 0; 0, 5] | [0.33333333, 0; 0, 0.2] | 15 |
逆行列の求め方
- 2 行 2 列の行列の対応する位置に各値を入力します。
- 「逆行列を計算」を選択して行列式を計算します。
- 行列式がゼロでないことを確認します。
- 同じ行と列の配置で逆行列の成分を読み取ります。
逆行列計算機のよくある質問
2 行 2 列の行列が逆行列を持つ条件は?
行列式がゼロでないことが必要十分条件です。行列式がゼロなら特異行列であり、その変換を逆に戻すことはできません。
行列式はどう計算しますか?
左上と右下の積から、もう一方の対角成分の積を引きます。行ごとの成分が a、b、c、d なら ad から bc を引いた値です。
逆行列を確認するには?
元の行列に求めた逆行列を掛けます。小数の丸めによるわずかな差を除き、単位行列になるはずです。
逆行列の成分が非常に大きいのはなぜですか?
行列式がゼロに近いと、非常に小さな数で割ることになります。そのため成分が大きくなることがあり、特異行列に近い状態を示します。
逆行列の成分は小数でもよいですか?
はい。元の成分が整数でも、逆行列には分数がよく現れます。計算機は必要に応じて丸めた小数で表示します。