心不全余命計算機
検証済みの臨床指標から、心不全患者の余命と生存確率を推定します。
年齢、駆出率、NYHA分類、合併症などを入力して予後を推定します。
心不全余命計算機
検証済みの臨床指標から、心不全患者の余命と生存確率を推定します。
心不全余命計算機について
心不全は、心臓が体の需要を満たす血液を十分に送り出せない慢性進行性の症候群です。予後は原因、心機能障害の程度、合併症によって大きく異なります。本計算機はMAGGICやSeattle Heart Failure Modelなどの検証済みモデルを参考に、年齢、性別、駆出率、NYHA分類、血圧、腎機能、ナトリウム、糖尿病やCOPD、薬物治療を考慮します。教育・スクリーニング目的の推定であり、個別の治療は循環器専門医に相談してください。
心不全余命の例
臨床指標が推定生存期間に与える影響を示します。
| 患者プロフィール | 推定生存期間中央値 | 主な要因 |
|---|---|---|
| 60歳、男性、EF 55%、NYHA II、SBP 130、Cr 1.0、Na 140、合併症なし、治療中 | 約10年以上 | 軽症で血行動態が良く、治療も最適です。 |
| 70歳、女性、EF 30%、NYHA III、SBP 110、Cr 1.5、Na 135、糖尿病、β遮断薬/ACE使用 | 約5年(中央値) | 中重症HFrEFと合併症があり、中リスクです。 |
| 75歳、男性、EF 20%、NYHA IV、SBP 90、Cr 2.0、Na 130、糖尿病、COPD、治療なし | 約1–2年 | 重症状、複数の合併症、治療欠如を伴う進行心不全です。 |
| 85歳、女性、EF 40%、NYHA III、SBP 140、Cr 1.8、Na 138、COPD、β遮断薬使用 | 約2–4年 | 高齢でEFが軽度低下し、COPDもあります。 |
心不全余命計算機の使い方
- 年齢を入力し、性別を選択します。
- 最新の心エコーの左室駆出率と、現在の症状に合うNYHA分類を入力します。
- 収縮期血圧、血清クレアチニン、血清ナトリウムを入力します。
- 合併症と、β遮断薬・ACE阻害薬またはARBの使用を指定します。
- 「余命を計算」を押して生存期間とリスクを確認します。
心不全余命計算機 FAQ
この計算機はどの程度正確ですか?
大規模な臨床集団から検証されたモデルに基づきますが、あくまで集団平均です。治療反応や急性増悪歴などで個人差が生じるため、医師との相談材料として利用してください。
駆出率とは何ですか?
1回の拍動で左心室から送り出される血液の割合です。正常は55–70%、40%未満はHFrEF、50%以上はHFpEFです。
NYHA分類とは?
心不全症状を4段階で示します。I度は症状なし、II度は軽い制限、III度は安静時のみ快適、IV度は安静時にも症状があります。
血清ナトリウムはなぜ重要ですか?
低ナトリウムは神経ホルモン活性化と低心拍出量を反映し、心不全の強い予後指標です。
薬物治療は生存をどれほど改善しますか?
β遮断薬、ACE阻害薬、ARB、SGLT2阻害薬などのガイドライン治療はHFrEFの生存を大きく改善します。
移植評価はいつ受けますか?
最適治療でもNYHA III–IV症状、再入院、腎機能悪化、低EFが続く進行例では移植やLVADの評価を検討します。