BUN・クレアチニン比計算機

腎機能評価で検査所見と併せて用いる、BUN・クレアチニン比を計算します。

BUN・クレアチニン比を計算
同じ採血で測定した BUN と血清クレアチニンを、どちらも mg/dL で入力してください。

BUN・クレアチニン比について

BUN・クレアチニン比は、代謝や腎機能の検査に含まれることの多い、老廃物に関連する二つの指標、血中尿素窒素と血清クレアチニンを比較します。BUN は体内でタンパク質を分解する際に生じる窒素を反映します。肝臓はこの窒素を尿素に変え、尿素は血液で運ばれ、主に腎臓から排泄されます。クレアチニンは正常な筋肉代謝で生じ、これも腎臓でろ過されます。mg/dL の BUN を mg/dL のクレアチニンで割ると、通常の比率が得られます。 成人でよく引用される参考範囲は約 10:1~20:1 ですが、検査施設、集団、臨床状況によって異なります。尿素が相対的に大きく増加すると比率がこの範囲を上回ることがあり、腎血流の低下、脱水、消化管出血、高タンパク摂取、組織の分解、一部の薬剤などで見られます。低い比率は、尿素産生の低下、低タンパク摂取、重い肝機能障害、体液過剰、クレアチニン濃度の相対的な上昇などと関連する場合があります。こうした傾向は診断ではなく、例外も多くあります。 比率は BUN とクレアチニンそれぞれの値、推算糸球体ろ過量、電解質、尿所見、症状、病歴、体液量の状態と併せて解釈する必要があります。例えば、両方の検査値が高くても比率は一般的な範囲に見えることがあります。筋肉量はクレアチニンに、食事、肝機能、異化状態、水分状態は BUN に影響します。単位も重要です。この計算機は両方とも mg/dL を前提とします。mmol/L または micromol/L で報告された値は、通常の比率に用いる前に換算が必要です。 同じ採血の結果を使い、検査を実施した施設の報告書に記載された参考範囲と比較してください。比率だけで腎前性、腎性、腎後性の疾患を判断しないでください。新たな腎機能異常、尿量減少、むくみ、意識の混乱、嘔吐、著しい脱水は、速やかな専門的評価が必要です。医療従事者は経過を評価し、再検査、尿検査、画像検査、薬剤の見直し、治療が適切かを判断できます。

BUN・クレアチニン比の例

検査値比率一般的な傾向
BUN 18、クレアチニン 1.2 mg/dL15.0:1よく用いられる範囲内
BUN 25、クレアチニン 1.0 mg/dL25.0:1よく用いられる範囲より高い
BUN 8、クレアチニン 1.0 mg/dL8.0:1よく用いられる範囲より低い

比率の計算方法

  1. 同じ採血で得られた BUN とクレアチニンの結果を用意します。
  2. 両方の値が mg/dL で報告されていることを確認します。
  3. 各値を対応する欄に入力します。
  4. 「比率を計算」を選び、検査報告全体と臨床状況に照らして結果を解釈します。

よくある質問

正常な BUN・クレアチニン比は?

成人では約 10:1~20:1 がよく引用されます。範囲や患者の要因は異なるため、検査施設の基準と臨床状況に基づいて解釈してください。

比率が高いと腎不全ですか?

いいえ。高い比率には脱水や消化管出血など複数の原因があります。腎機能評価には個々の値、eGFR、病歴、診察、そして多くの場合は追加検査が必要です。

SI 単位を入力できますか?

この計算機の比率は両方とも mg/dL を前提とするため、そのまま入力できません。SI 単位の値を正しく換算するか、検査施設による解釈を利用してください。

検査値が異常でも比率が正常になるのはなぜですか?

BUN とクレアチニンが同じ割合で上がると、その商は一般的な範囲にとどまることがあります。比率だけに頼らず、各結果と推移を必ず確認してください。

食事や水分状態で比率は変わりますか?

はい。タンパク質摂取と水分状態は BUN に、筋肉に関連する要因はクレアチニンに影響します。検査時の状況で変化を説明できるか、追加評価が必要かは医師が判断できます。