STP計算機:気体の体積・質量・物質量
気体の物質量を標準温度・圧力での体積、質量、粒子数に換算します。
STPでの気体の性質
気体の物質量とモル質量を入力してください。この計算機のSTPは0 °C、1気圧です。
標準温度・圧力について
標準温度・圧力は、気体の量を比較するための基準条件です。この計算機ではSTPを温度0度セルシウス、すなわち273.15ケルビン、絶対圧力1気圧と定義します。理想気体モデルでは、この条件で一モルが占める体積は約22.414リットルです。物質量をモルで入力すると理想体積が求まり、物質のモル質量を入力すると対応する質量が求まります。
気体の体積は理想気体の状態方程式から求めます。圧力と体積の積は、物質量、気体定数、絶対温度の積に等しくなります。1気圧と273.15ケルビンを代入すると、ここで使うモル体積が得られます。質量は物質量とモル質量の積です。粒子数は物質量とアボガドロ定数の積で、定数は一モルあたり6.02214076掛ける10の23乗個です。物質に応じて、対象粒子は原子、分子、化学式単位、イオン、その他の指定された粒子になります。
STPという用語の定義は完全には統一されていません。1気圧ではなく100キロパスカルを使う規格もあり、その場合のモル体積は22.414リットルではなく約22.71リットルです。結果を比較する前に、教科書、実験室、規制機関、データ元が採用する定義を確認してください。このページは再現性を保つため定義を明示しています。圧力はゲージ圧ではなく絶対圧力であり、気体の式では温度を絶対温度で扱う必要があります。
実在気体は粒子自体に体積があり、相互作用もあるため、理想的な挙動からずれます。低圧では理想近似が有用なことが多いものの、精度は物質と条件によって変わります。0度セルシウスでは凝縮する化合物もあり、計算全体を理想気体として扱えない場合があります。この計算機は圧縮係数や相平衡補正を適用しません。
実際の化学式と組成に合うモル質量を使ってください。混合気体では平均モル質量で総質量を推定できますが、粒子数には成分ごとの組成情報が必要な場合があります。途中計算では十分な桁数を保ち、測定した物質量とモル質量の精度に応じて結果を丸めてください。実験や工学上の判断には、適用される標準の定義と検証済みの物性データを使用してください。
STPでの気体の例
モル体積、モル質量、アボガドロ定数を組み合わせた例です。
| 気体の物質量とモル質量 | 計算結果 | 条件・説明 |
|---|---|---|
| 酸素 2 mol、32 g/mol | 44.828 L と 64 g | 0 °C、1 atmで理想気体とした酸素。 |
| 二酸化炭素 0.5 mol、44.01 g/mol | 11.207 L と 22.005 g | 理想気体のモル体積を使用。 |
| ヘリウム 1 mol、4.0026 g/mol | 22.414 L と 4.0026 g | 一モルにはアボガドロ定数の数値と同じ個数の原子が含まれます。 |
STP計算機の使い方
- 気体の物質量をモルで求めます。
- 気体のモル質量を調べ、グラム毎モルで入力します。
- STPでの理想体積、質量、粒子数を計算します。
- 0 °C、1気圧という定義が用途に合うか確認します。
よくある質問
このSTP計算機はどの条件を使いますか?
0度セルシウス、絶対圧力1気圧を使います。この条件での理想モル体積は約22.414リットルです。
一モルあたり22.7リットルとする資料があるのはなぜですか?
標準圧力を1気圧ではなく100キロパスカルと定義しているためです。両方の定義が使われるので、記載された圧力を確認してください。
粒子数はどう計算しますか?
物質量にアボガドロ定数を掛けます。粒子が何を指すかは、その物質が原子、分子、イオン、化学式単位のどれで構成されるかによります。
すべての実在気体が正確にこの体積になりますか?
いいえ。一モルあたり22.414リットルは、示した条件での理想気体の値です。実在気体の相互作用や凝縮によって差が生じます。
モル質量はどう求めますか?
物質の化学式に含まれる原子の原子量を合計します。信頼できる周期表を使い、化学式中のすべての原子を数えてください。