静水圧計算機

密度、重力加速度、液柱の高さから任意の深さの流体圧力を計算します。

静水圧を計算
静止流体のゲージ圧 p = 密度 × 重力加速度 × 深さ を使います。

静水圧について

静水圧は、静止した流体の重さによって生じる圧力です。液体の各層はその上の層を支えるため、測定点が自由表面から深くなるほど圧力は増加します。基本式は p = rho × g × h です。rho はキログラム毎立方メートルで表す流体密度、g はメートル毎秒毎秒で表す重力加速度、h はメートルで表す鉛直深さです。これらの SI 量を掛けると、パスカル単位の圧力が得られます。 この静水圧計算機は、液柱だけが生じさせる圧力であるゲージ圧を求めます。液面の大気圧は自動では加えません。開放タンクの絶対圧を求めるには、表示されたゲージ圧に現地の大気圧を加えてください。標準海面気圧は約 101,325 パスカルですが、天候や標高で変化します。密閉容器では液面圧力が異なる場合があり、それも別途加算する必要があります。 密度は重要な物性値です。室温付近の淡水はよく 1,000 kg/m³、海水は通常 1,025 kg/m³ 付近で近似し、多くの油はおよそ 800 から 900 kg/m³ の範囲です。実際の密度は温度、塩分、組成、圧力で変わります。工学的な判断に使う場合は、測定値または指定値を入力してください。重力加速度の初期値 9.80665 m/s² は地球の標準重力です。地域に合わせた精度や、別の天体での計算のために変更できます。 深さとは液面から鉛直下向きの距離であり、壁や配管に沿った斜距離ではありません。流体が静止し、密度が一様なら、容器の形状や液体の総体積は同じ深さの圧力に影響しません。この意外に思える現象は静水圧のパラドックスと呼ばれます。ただし、面に作用する圧力による力は面積と圧力分布にも依存するため、構造解析にはここで求める単一の圧力値だけでは不十分です。 この簡単な式は、密度一定の非圧縮性流体と一様な重力場を仮定します。一般的な液体タンク、プール、潜水の概算、ピエゾメーター、ダム、短い液柱に非常によく適用できます。気柱、非常に深い液体、加速する容器、密度が大きく変化する流体には、より詳しいモデルが必要です。計算機はパスカルとキロパスカルの両方を表示するので、圧力計、機器の定格、流体力学の例題と簡単に比較できます。

静水圧の計算例

同じゲージ圧の式で計算した代表的な液柱です。

入力値圧力説明
水, 1000 kg/m³, 10 m, 9.80665 m/s²98,066.5 Pa淡水の水面から十メートル下でのゲージ圧の概算。
海水, 1025 kg/m³, 30 m, 9.80665 m/s²301,554.49 Pa密度と深さが増すほど潜水時の圧力は高くなります。
油, 850 kg/m³, 5 m, 9.81 m/s²41,692.5 Pa同じ深さなら、低密度の油の圧力は水より低くなります。

静水圧を計算する方法

  1. 流体密度をキログラム毎立方メートルで入力します。
  2. 液面からの鉛直深さをメートルで入力します。
  3. 標準重力をそのまま使うか、場所に応じた加速度に変更します。
  4. 「圧力を計算」を選ぶと、ゲージ圧をパスカルとキロパスカルで確認できます。

静水圧に関するよくある質問

静水圧の公式は何ですか?

ゲージ圧は流体密度、重力加速度、鉛直深さの積です。SI 単位では結果はパスカルになります。

結果に大気圧は含まれますか?

いいえ。液柱だけによるゲージ圧を返します。絶対圧が必要なら、液面の圧力を加えてください。

深くなると圧力が増すのはなぜですか?

深い点ほど、その上にある高く重い液柱を支えます。単位面積あたりの重さが増えることで圧力が高まります。

タンクの形状で底の圧力は変わりますか?

一様で静止した流体では、鉛直深さが同じならタンク形状で静水圧は変わりません。ただし受圧面積が異なる場合があるため、合力には影響します。

水にはどの密度を使えばよいですか?

1,000 kg/m³ は淡水の便利な近似値です。精度が必要なら温度に対応した値を使い、一般的な海水には約 1,025 kg/m³ を使ってください。