ファン計算機

風量、圧力上昇、効率から有効な空気動力と必要なファン軸動力を推定します。

ファン動力を計算
体積風量は立方メートル毎秒、圧力上昇はパスカルで入力してください。

ファン動力の計算について

ファンは流れる空気に機械エネルギーを伝えます。有効な空気動力は体積風量とファンが生む圧力上昇の積です。SI 単位では立方メートル毎秒とパスカルを掛けると、そのままワットになります。風量 2 立方メートル毎秒、圧力上昇 500 パスカルが必要な系では、空気流は 1,000 ワットを受け取ります。この関係は換気、排気、冷却、プロセス用空気の見積もりに役立つ出発点です。 実際のファンは軸動力のすべてを有効な空気動力に変えられません。ファン全効率は空力、機械、その他の損失を含むため、必要軸動力は空気動力を小数表記の効率で割った値です。効率 80 パーセントでは、空気動力 1,000 ワットに対し軸で 1,250 ワットが必要です。モーターや伝動装置の損失により、電気入力はさらに増えます。電気系統の容量選定では、軸動力をモーターと伝動装置の効率でも割り、サービスファクターと始動特性を考慮してください。 圧力上昇は任意のカタログ最大値ではなく、ファンの運転点に対応する値でなければなりません。ダクト系の抵抗は風量で変わり、直管摩擦、フィルター、コイル、ダンパー、継手、末端機器、動的損失を含みます。ファン特性曲線と系統抵抗曲線の交点が実際の風量と圧力を決めます。密度、温度、標高、入口条件、設置条件の影響、羽根の状態により、公称性能からずれることがあります。最終的な機器選定にはメーカーの特性曲線を使用してください。 この計算機は定常非圧縮流れを仮定し、一つの全効率値を使います。風量と圧力がすでに決まっている場合の予備比較や確認に適しています。ダクト圧力損失、騒音、回転数、羽根車径、モーターの完全な選定は計算しません。仕様が静圧か全圧かを確認し、それに合う効率の定義を組み合わせてください。適切な選定には運転範囲全体、モーター負荷、制御性、失速余裕、音響、保守スペース、適用換気規格の確認も必要です。清浄な系の運転点だけでなく、現実的な汚れやフィルター目詰まりも必ず見込んでください。

ファン動力の例

軸動力は記載のファン全効率で計算しています。

風量圧力上昇空気動力 / 軸動力
2 m³/s、効率 80%500 Pa1,000 W / 1,250 W
0.5 m³/s、効率 60%300 Pa150 W / 250 W
4 m³/s、効率 75%800 Pa3,200 W / 4,266.7 W

ファン動力の計算方法

  1. 想定する運転条件で必要な体積風量を決めます。
  2. 系全体の抵抗を克服するために必要なファン圧力上昇を求めます。
  3. 性能データに基づく現実的なファン全効率を入力します。
  4. 「ファン動力を計算」を選び、軸動力を駆動装置の初期選定に使います。

よくある質問

ファン動力の式は何ですか?

空気動力は体積風量と圧力上昇の積です。必要軸動力は空気動力をファン全効率で割った値です。

軸動力は電力と同じですか?

いいえ。モーターや伝動装置にも損失があるため電気入力のほうが大きく、それぞれの効率を別途考慮する必要があります。

静圧と全圧のどちらを使いますか?

ファン効率データに対応する圧力の定義を使ってください。静圧と全圧効率、またはその逆を混用すると整合しない見積もりになります。

実際の風量が計算と異なるのはなぜですか?

実際の風量はファン特性曲線と系統抵抗曲線の交点で決まります。設置条件、密度、汚れ、各部品の抵抗により運転点が移動します。

この計算機で立方フィート毎分を使えますか?

先に風量を立方メートル毎秒へ換算してください。一立方メートル毎秒は約 2,118.88 立方フィート毎分です。