アルキメデスの原理計算ツール

密度と排除体積から、浮力、見かけの合力、浮き沈みを計算します。

浮力計算
物体の密度、流体の密度、排除体積、重力加速度を入力してください。

アルキメデスの原理について

アルキメデスの原理では、流体に全体または一部が浸った物体には、押しのけた流体の重さに等しい上向きの浮力が働きます。浮力は流体の密度、排除体積、重力加速度の積で求められます。この単純な関係は、船が浮く理由、気球が上昇する理由、水中の物体が軽く感じられる理由、見かけの重さから密度を測れる理由を説明します。 排除体積は、物体のうち流体の表面より下にある部分の体積です。内部の空洞に流体が入らなければ、完全に沈めた固体は外形全体の体積と同じ量の流体を押しのけます。浮く物体は、浮力が自身の重さと等しくなる深さで落ち着きます。密度が一様な物体では、平衡時に沈む体積の割合は物体密度を流体密度で割った値です。したがって、密度が一立方メートル当たり 600 キログラムの木片は、淡水中で体積の約 60% が沈んだ状態で浮きます。 このツールは、入力した排除体積に対する浮力と、同じ体積の物体の重力も比較します。上向き合力が正なら、完全に沈めた物体は上昇する傾向があり、負なら沈む傾向があります。密度が等しければ中性浮力です。密度は一様と仮定し、両方の力に入力された現地の重力加速度を使います。重力加速度は両方に含まれるため、基本的な浮き沈みを決める密度比では打ち消し合います。 流体の密度は成分、塩分、圧力、温度によって変わります。淡水は一立方メートル当たり 1000 キログラムと近似されることが多いものの、正確な密度は温度で変化します。海水はより高密度で、通常は一立方メートル当たり 1025 キログラム前後です。空気ははるかに低密度で、高度や天候の影響を強く受けます。船、浮き、中空構造を分析する際の物体密度は、密閉された空間も含む外形体積で総質量を割った値にしてください。 この理想モデルは、表面張力、流体力学的揚力、付着気泡、流体の加速度、圧縮性、容器との接触を考慮しません。安定性も鉛直方向の力の釣り合いとは別問題です。浮くための浮力が十分でも、重心と浮心によって不安定なモーメントが生じると転覆することがあります。結果は学習や流体力学の初期見積もりに使ってください。船舶、吊り上げ、潜水、圧力容器の設計には、適切な安全率、正確な形状、荷重条件、自由表面の影響、工学規格が必要です。

アルキメデスの原理の計算例

代表的な物体を流体に浸したときの浮力と挙動です。

密度と体積浮力挙動
木材 600 kg/m³、水 1000 kg/m³、0.01 m³98.0665 N60% が沈んだ状態で浮く
アルミニウム 2700 kg/m³、水 1000 kg/m³、0.002 m³19.6133 N支えがなければ沈む
物体 1025 kg/m³、海水 1025 kg/m³、0.5 m³5,025.9081 N中性浮力

浮力の計算方法

  1. 物体の平均密度と周囲の流体の密度を入力します。
  2. 浸っている部分が押しのける流体の体積を入力します。
  3. 現地の重力加速度を確認するか、標準値をそのまま使います。
  4. 浮力を計算し、浮力、重力、浮く条件を比較します。

アルキメデスの原理のよくある質問

どの体積を入力すればよいですか?

実際に流体の表面より下にある体積を入力してください。完全に沈んだ物体では、通常は外形全体の体積です。

鋼鉄の船が浮くのはなぜですか?

中空の船体によって、内部の空気を含む船の平均密度が水より低くなります。十分な水を押しのけることで、浮力が全体の重さと釣り合います。

重力は物体が浮くかどうかに影響しますか?

このモデルでは、重力加速度は浮力と物体の重力を同じ倍率で変化させます。そのため、浮くか沈むかは密度の比較で決まります。

中性浮力とは何ですか?

物体が完全に浸った状態で浮力と重力が等しい状態です。このとき、理想的には鉛直方向の合力がゼロになります。

見かけの重さは合力と同じですか?

見かけの重さは通常、下向きの重力から上向きの浮力を引いた値です。このツールは上向き合力を符号付きで表示するため、負の値の大きさが下向きの見かけの重さに相当します。