移調計算機 - 半音でキーとコードを変換

音符またはコード進行全体を任意の半音数だけ上下に移動します。

音符またはカンマ区切りのコード進行を入力し、移動する半音数を選びます(負数は下方向)。移調楽器のプリセットも使えます。m、7、sus4 などのコード品質はそのまま維持されます。

移調計算機 - 半音でキーとコードを変換
音符またはコード進行全体を任意の半音数だけ上下に移動します。
移調後
C, Am, F, G

上へ 0 半音

各ルートはピッチクラス(C = 0 … B = 11)に変換され、半音数を加えて 12 を法として移動し、名前を付け直します。ルート後のコード品質(m、7、maj7、sus4 …)は変更せずコピーされます。

キー、コード、楽器パートの移調

移調では、曲中のすべての音を同じ音程だけ動かし、音同士の関係を保ちます。Cメジャーの曲を2半音上げると、Dメジャーの同一の曲になります。歌手は歌いやすい音域へ移し、ギタリストは弾きにくいバレーコードを避けたりカポ位置を決めたりし、管楽器奏者は記譜音と実音を変換します。この計算機は機械的な部分を担当します。C, Am, F, G のような進行を貼り付け、移動量を設定すれば、新しい進行をすぐ確認できます。 計算はピッチクラスで行います。1オクターブの12音に 0(C)から 11(B)までの番号を付けます。ピアノで同じ鍵盤を指すシャープとフラットは同じ番号なので、C# と Db はどちらも 1 です。移調では各ルートの番号に半音移動量を加え、12 で循環させてから名前に戻します。m、7、maj7、dim、sus4 など、ルートの後ろにあるコード品質は移調しても変わりません。そのため文字どおりコピーされます。Am を 2 半音上げると Bm、F#m7b5 を 1 半音上げると Gm7b5 です。 各ピッチクラスには二つの表記候補があるため、計算機には表記規則が必要です。意図的に単純な規則を採用しています。入力したルートのどれかがフラット表記で、シャープ表記が一つもなければ、結果はフラット(Db、Eb、Gb、Ab、Bb)で表記します。それ以外はシャープ(C#、D#、F#、G#、A#)を優先します。これはフラットキーではフラット、シャープキーではシャープを保つ一般的な慣習に沿います。ただし調性を完全に認識する浄書ソフトなら、ときどき別の異名同音表記を選ぶことがあります。鳴る音高はどちらでも同じです。 プリセットは代表的な移調楽器に対応します。トランペット、クラリネット、テナーサックスなどのBb管楽器は、譜面より全音低く鳴ります。コンサートピッチで鳴るパートを書くには、コンサートピッチの音を 2 半音上げます。Eb管楽器(アルトおよびバリトンサックス)は 9 半音上(長6度)の譜面を読み、F管楽器(ホルン、イングリッシュホルン)は 7 半音上(完全5度)の譜面を読みます。どの場合も印刷されたパートは実音より高く、楽器の音域によりさらに1オクターブ上下することもあります。この計算機が示す音名が読譜と運指に重要です。 逆に、移調楽器が実際に鳴らす音を求めるには符号を反転します。Bbトランペットで書かれた D はコンサート C、すなわち 2 半音下です。半音欄に負数を入力すれば直接処理できます。

移調の例

よく使う移動量で変換した実際のコード進行と単音の例。

入力と移動量結果文脈
C, Am, F, G を 2 半音上げるD, Bm, G, A定番の I-vi-IV-V をCメジャーからDメジャーへ移動。コンサートピッチのコードからBbトランペット用パートを書く場合にも使えます。
C, Am, F, G を 9 半音上げるA, F#m, D, EEbアルトサックス用に書いた同じ進行です。コード品質は変わりません。
Em, C, G, D を 2 半音下げるDm, A#, F, C低い歌声の音域に合わせて曲を全音下げる例です。シャープ優先の表記では、Fメジャーの譜面なら Bb と書く箇所が A# になります。
Bb, Gm, Eb, F を 7 半音上げるF, Dm, Bb, Cフラットの入力なので、結果もフラット表記を保ちます。コンサートピッチのリードシートからホルンのパートを作る際に便利です。
F#m7 を 12 半音下げるF#m712半音は1オクターブです。音名は繰り返され、変わるのはオクターブだけです。

移調計算機の使い方

  1. 単音またはカンマ区切りのコード一覧を入力します。例:C, Am, F, G。ルートには # または b を使え、m7 や sus4 などの品質もそのまま付いてきます。
  2. 移動する半音数を入力します。正数は上、負数は下です(範囲は -24 から 24)。
  3. または、Bb管楽器(+2)、Eb管楽器(+9)、F管楽器(+7)のプリセットをクリックし、コンサートピッチから移調楽器用パートを作成します。
  4. 結果ボックスで移調後の並びを確認します。順序とコード品質は入力どおりです。

移調に関するよくある質問

全音、4度、5度はそれぞれ何半音ですか?
全音(長2度)は 2 半音、短3度は 3、長3度は 4、完全4度は 5、完全5度は 7、オクターブは 12 です。たとえば C から G へは 7、C から下の A へは -3 を入力します。
Bbトランペットやクラリネットで 2 半音上げるのはなぜですか?
Bb管楽器は、読む音より全音低く鳴ります。書かれた C はコンサート Bb として鳴ります。望むコンサートピッチを鳴らすには、記譜パートを全音高くする必要があるため、コンサートピッチの音を 2 半音上げます。同様にEbサックスは 9 半音、Fホルンは 7 半音上げます。
移調すると m、7、sus4 などのコード品質は変わりますか?
いいえ。移調ではすべての音を同じ音程だけ動かすため、各コードの内部構造は保たれます。マイナーコードはマイナーのまま、属七コードは属七のままです。そのため計算機はルートだけを名前変更し、接尾辞をそのままコピーします。Am7 を 3 半音上げると Cm7 です。
Bb のはずなのに A# になったのはなぜですか?
A# と Bb はピアノでは同じ鍵盤を指す異名同音なので、音は同一です。この計算機は単純な表記規則を使います。入力にフラットのルートがありシャープのルートがない場合のみフラットで答え、それ以外ではシャープを優先します。フラットキーの譜面なら、フラット表記を得るために Bb のように入力してください。
カポ用にはどう移調しますか?
カポはギターの音高を上げるため、曲の実際のキーを保つにはコードフォームをカポのフレット数だけ下げます。Ebの曲なら、1フレットにカポを付けてDのフォームを弾きます(Eb を 1 半音下げたもの)。鳴るコードは依然として Eb です。
12半音を超えて移調するとどうなりますか?
音名は 12 半音(1オクターブ)ごとに繰り返すため、+14 は +2 と同じ音名になりますが、意図されるオクターブは高くなります。計算機は -24 から +24 を受け付け、音名をオクターブ内で循環させます。実際の位置は楽器や譜面のオクターブ文脈で判断してください。