転移性前立腺がん予後計算

簡易Halabiノモグラムのスコア法で、転移性去勢抵抗性前立腺がんの生存期間中央値を推定します。

患者の臨床値と検査値を入力してください。予後スコアを算出し、低・中・高リスクと生存期間中央値を示します。

転移性前立腺がん予後計算
簡易Halabiノモグラムのスコア法で、転移性去勢抵抗性前立腺がんの生存期間中央値を推定します。

転移性前立腺がん予後計算について

転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)は前立腺がんの最も進行した段階です。去勢レベルのテストステロン(通常50 ng/dL未満)でもPSA上昇、転移、新たな症状などで進行する病態を指します。HalabiノモグラムはPSA、グリーソンスコア、ECOG、内臓転移、ヘモグロビン、LDH、アルカリホスファターゼを用いる検証済みの予後ツールです。 この計算機はその原理を簡易ポイント法で近似します。低リスク(0–2点、約26か月)、中リスク(3–5点、約14か月)、高リスク(6点以上、約7か月)に分類します。推定値は過去の試験集団に基づき、個人の生存期間は治療、併存症、腫瘍の性質で異なります。教育・臨床参考用であり、腫瘍専門医の評価に代わるものではありません。

予後スコアの例

因子の組み合わせによるリスクスコアの例です。

臨床プロフィールスコア/リスク注記
PSA 3、グリーソン6、ECOG 0、内臓転移なし、Hgb 14、LDH 150、ALP 90スコア0-低リスク(約26か月)全項目が良好なプロフィールで、最も予後のよいカテゴリーです。
PSA 45、グリーソン7、ECOG 1、内臓転移なし、Hgb 11.5、LDH 210、ALP 130スコア7-高リスク(約7か月)PSA、グリーソン、ECOG、Hgb、LDH、ALPの加点で7点です。
PSA 15、グリーソン8–10、ECOG 1、内臓転移なし、Hgb 12、LDH 180、ALP 100スコア5-中リスク(約14か月)PSA、グリーソン、ECOG、Hgbの加点で5点です。
PSA 120、グリーソン9、ECOG 2、内臓転移あり、Hgb 9、LDH 350、ALP 250スコア12-高リスク(約7か月)すべての不良因子が重なる最大リスクの例です。

前立腺がん予後計算機の使い方

  1. 治療前PSAをng/mLで入力します。高いほど予後点が増えます。
  2. 病理結果からグリーソンスコア(2–6、7、8–10)を選びます。
  3. ECOGを選択します。0は完全に活動可能、1は激しい活動が制限、2は覚醒時間の50%未満がベッド上です。
  4. 画像で肝臓・肺・脳転移があれば内臓転移を選び、検査値を入力します。
  5. 「予後を計算」を押して結果を確認し、治療チームと相談してください。

転移性前立腺がん予後FAQ

去勢抵抗性前立腺がんとは?
去勢によりテストステロンが50 ng/dL未満になっても増殖を続ける前立腺がんです。他臓器やリンパ節へ広がるとmCRPCと呼びます。
Halabiノモグラムとは?
複数のCALGB試験データから作られたmCRPCの予後ツールで、7つの治療前因子から生存確率を推定します。
なぜヘモグロビンを使うのですか?
貧血は骨髄転移や進行がんの炎症負荷を反映し、予後不良の独立した指標です。
内臓転移とは?
骨以外の固形臓器、特に肝臓、肺、脳へがんが広がることです。
現代の治療にも適用できますか?
過去の試験に基づく推定です。現在の治療で実際の生存期間が上回る場合があります。