6分間歩行試験計算機

6分間の歩行距離を、年齢・性別・身長・体重に基づく参考予測値と比較します。

6MWTによる機能的運動能力の推定
試験当日に廊下で測定した歩行距離と個人情報を入力してください。

6分間歩行試験について

6分間歩行試験は一般に6MWTと略され、平坦で硬い路面を6分間でどれだけ歩けるかを測定します。歩行には心臓、肺、循環、筋肉、バランス、意欲が総合的に関わるため、機能的運動能力を評価する実用的な方法です。慢性肺疾患、心不全、肺高血圧症、病後の回復、リハビリテーションの進捗評価などでよく用いられます。実測距離自体に意味があり、年齢や体格が似た人の参考予測値とも比較できます。 この計算機は、公表されているEnrightの予測式を使用します。男性の予測距離(メートル)は、7.57×身長(センチメートル)から5.02×年齢、1.76×体重(キログラム)、309を引いた値です。女性は2.11×身長から2.29×体重と5.78×年齢を引き、667を加えます。予測値に対する割合は、実測距離を予測距離で割り、100を掛けます。平均速度は距離を360秒で割ります。これらの計算は結果の比較に役立ちますが、診断や普遍的な正常値の判定には使えません。 試験方法は距離に大きく影響します。歩行コース、標準化された声かけ、酸素の使用、歩行補助具、履物、直前の運動、練習試験の有無を記録してください。短い屋内コースでは折り返しが増え、距離が短くなることがあります。歩行前後の症状、心拍数、酸素飽和度、血圧、自覚的運動強度も重要な情報です。再検査では条件と指示を一定に保つことで比較の意義が高まります。 予測式は特定の研究集団から導かれており、すべての年齢、民族、疾患、移動能力に適合するとは限りません。予測値を下回る理由には、心肺機能の制限、痛み、筋力低下、バランスの問題、手順への不慣れ、一時的な病気などがあります。1回の比較よりも経時的な改善が役立つ場合があります。試験は監督する医療機関の安全手順に従ってください。胸痛、強い息切れ、失神しそうな感覚、混乱、その他の気になる症状があれば中止し、直ちに助けを求めてください。症状、診察所見、酸素測定値、治療目標を合わせて判断できる医療専門職に結果を相談してください。

6MWTの計算例

計算機と同じ性別ごとの予測式を使用した例です。

試験情報計算結果解釈
男性、60 y、175 cm、80 kg;歩行500 m予測573.8 m;87.1%式による参考予測値を下回っています。
女性、65 y、160 cm、65 kg;歩行420 m予測480.0 m;87.5%参考予測値を下回っています。臨床的な背景が重要です。
男性、50 y、180 cm、75 kg;歩行600 m予測671.6 m;89.3%平均速度は1.67 m/sです。

6MWT計算機の使い方

  1. 標準化された6分間歩行試験で測定した総距離を入力します。
  2. 受検者の年齢、立位身長、体重、予測式で使用する性別を入力します。
  3. 「6MWTの結果を計算」を押すと、予測距離、予測値に対する割合、平均速度が表示されます。
  4. 試験条件、症状、酸素測定値、専門家の助言と合わせて結果を確認します。

6分間歩行試験のよくある質問

予測値に対する割合とは何ですか?

入力した特性に基づく統計的な参考予測値と実測距離を比較したものです。合否を示す点数ではなく、臨床的な背景を踏まえて解釈する必要があります。

距離は長いほどよいのですか?

比較可能な条件では、一般に距離が長いほど機能的な歩行能力が高いことを示します。ただし、安全性、症状、ペース配分、酸素使用、試験目的も重要です。

2回の試験で距離が異なるのはなぜですか?

慣れ、声かけ、疲労、服薬のタイミング、コースの構成、一時的な健康状態の変化が影響します。条件を標準化すると、繰り返し測定した結果を比較しやすくなります。

監督なしで試験を行えますか?

心臓、肺、バランス、移動能力に重大な問題がある方は、医療者の指導と確立された安全手順に従ってください。気になる症状が出たら直ちに中止してください。

心臓や肺の病気を診断できますか?

いいえ。歩行能力を予測式と比較するだけです。診断には病歴、診察、適切な検査が必要です。