補正体重計算機
薬物投与量の計算でよく参照されるDevine式と0.4補正式で、理想体重と補正体重を推定します。
補正体重の推定
実体重、身長、従来のDevine式で必要な性別区分を入力してください。
補正体重について
補正体重は、実体重が薬物に関係する代謝活性組織量を過大評価する可能性がある場合に使われることのある、式に基づいた体重指標です。理想体重と実体重の間に位置します。肥満のある人に特定の薬を用いる際に検討されますが、適切かどうかは薬剤、適応、腎機能、モニタリング方針、施設の手順によって異なります。健康的な体重の目標ではなく、単独で服薬指示として使ってはいけません。
この計算機は最初にDevine式で理想体重を推定します。従来の男性区分では身長5フィートに対して50キログラムを基準とし、それを超える1インチごとに2.3キログラムを加えます。女性区分では45.5キログラムを基準とし、同じく1インチごとに2.3キログラムを加えます。画面ではセンチメートルをインチに自動換算します。次に、実体重と理想体重の差の40パーセントを理想体重に加えて補正体重を求めます。つまり、補正体重は理想体重に、実体重から理想体重を引いた差の0.4倍を加えたものです。
補正係数0.4は一般的な慣例であり、普遍的な生理定数ではありません。資料によっては別の係数を使ったり、除脂肪体重、総体重、理想体重、その他の体格指標を推奨したりします。どの方法が適切かは薬剤ごとのエビデンスで決まります。抗菌薬、抗凝固薬、麻酔薬、化学療法薬、腎機能推定では、それぞれ異なる規則が適用されることがあります。同じ薬剤群でも、負荷投与量と維持投与量で異なる体重を使う場合があります。
Devine式は歴史的に薬物投与量のために開発されたもので、理想の外見や健康を定義するための式ではありません。二元的な性別入力は元の式を反映しており、性自認を表すものではありません。身長5フィート未満の扱いは文献によって異なります。この計算機では5フィートを下回るインチ分の体重を差し引かず、身長120センチメートル以上に限定しています。小児の投与量には年齢に応じた方法が必要で、専門的な手順で明示されていない限り、この成人向け計算を使わないでください。
正確な測定が大切です。最近校正した体重計を使い、可能なら重い衣服を脱ぎ、靴を履かずに測った身長を入力してください。体液貯留、妊娠、切断、重症疾患、著しい筋肉減少、浮腫があると、単純な体重式は誤解を招くことがあります。薬剤師または処方医は、実体重、必要な投与量算出用体重、用量上限、臓器機能、治療モニタリングを確認する必要があります。表示された理想体重と補正体重は診療記録の理解や質問の準備に使い、自分で処方量を計算したり変更したりしないでください。
補正体重の計算例
Devine式を適用した後、標準的な0.4補正を行う例です。
| 測定値 | 結果 | 計算 |
|---|---|---|
| 男性、180 cm、実体重100 kg | IBW 75.0 kg;AdjBW 85.0 kg | 補正体重は75.0に差分25.0 kgの40パーセントを加えます。 |
| 女性、165 cm、実体重90 kg | IBW 56.9 kg;AdjBW 70.1 kg | 補正体重は理想体重と実体重の間になります。 |
| 男性、170 cm、実体重110 kg | IBW 65.9 kg;AdjBW 83.5 kg | 0.4の係数により、理想体重に17.6 kgが加わります。 |
補正体重の計算方法
- 現在の実体重をキログラムで入力します。
- 立位身長をセンチメートルで入力します。
- 元のDevine式で必要な性別区分を選択します。
- 「補正体重を計算」を選び、その薬にこの体重指標が適用できるか医療者に確認してもらいます。
補正体重のよくある質問
補正体重の式は?
一般的には、理想体重に、実体重と理想体重の差の0.4倍を加えます。特定の臨床手順では係数が異なる場合があります。
補正体重は目標体重ですか?
いいえ。特定の臨床計算で用いる投与量算出用の指標であり、推奨体重や治療目標を定義するものではありません。
肥満がある場合はすべての薬で補正体重を使いますか?
いいえ。薬によって分布や排泄が異なります。薬剤別の指針では実体重、理想体重、除脂肪体重、補正体重、その他の体重を指定することがあります。
なぜ性別を入力するのですか?
従来のDevine式には男性と女性で異なる定数があります。これは元の式の限界であり、性自認を表すものではありません。
結果を使って用量を変更できますか?
いいえ。用量は薬剤、適応、臓器機能、検査値、用量制限にも左右されます。資格のある医師または薬剤師が判断する必要があります。