日積算光量計算機
PPFD と一日の照射時間を DLI に換算し、温室や室内栽培の計画に活用できます。
日積算光量を計算
平均光合成光量子束密度と明期の長さを入力してください。
日積算光量について
日積算光量は一般に DLI と略され、一日の間に一平方メートルへ到達する光合成有効光子の総量を表します。単位はモル毎平方メートル毎日です。光量計の PPFD 値がある瞬間の光子強度を示すのに対し、DLI は強度と時間を組み合わせます。そのため、短く明るい日と長く暗い日の比較、温室の光環境の評価、室内栽培灯の点灯計画に特に役立ちます。
この計算機は、入力した PPFD が指定した明期を通じた平均強度であると仮定します。マイクロモル毎平方メートル毎秒に照射秒数を掛け、百万で割ってマイクロモルをモルへ換算します。例えば、毎平方メートル毎秒 400 マイクロモルを 16 時間照射すると、一日あたり毎平方メートル 23.04 モルになります。同じ DLI は別の強度と時間の組み合わせでも得られますが、光の配分が変わると植物の反応も同じとは限りません。
温室内の太陽光由来の PPFD は、雲、季節、被覆材、遮光設備、太陽高度によって絶えず変化します。DLI を適切に測るには、一日中の値を記録して積算できる量子センサーが最適です。スポット測定しかできない場合は、正午の最大値ではなく代表的な平均値を使ってください。人工光のみの室内栽培では出力が比較的安定していますが、栽培面の位置や照明器具からの距離によって強度は変わります。群落上面の高さで複数地点を測り、平均を取ってください。
適した DLI の範囲は作物や生育段階ごとに異なります。苗や耐陰性の観葉植物は低めの総量でもよく育つ一方、果菜類や強い光を好む観賞植物は一般により多くの光を必要とします。目標は固定された万能の数値ではありません。品種、二酸化炭素、温度、栄養、灌水、湿度、植物の健康状態が光利用効率に影響します。他の資源が追加の光合成を支えられない場合、過剰な光は電力を浪費したり作物にストレスを与えたりします。
結果を使って現在の光環境を作物別の目標と比較し、補光の必要性を見積もったり、生理的な制約を超えない範囲で明期を調整したりできます。太陽光を補う場合は、目標から予想される太陽光の寄与を差し引いてから人工照明を計画してください。照明器具の移動、植物の成長、群落の密生後には PPFD を再確認しましょう。DLI は一度だけ設定する数値ではなく、継続的な測定の一環として最も有効です。
日積算光量の計算例
平均 PPFD と明期の長さの組み合わせ例です。
| 照明スケジュール | DLI | 一般的な用途 |
|---|---|---|
| 200 µmol/m²/s を 12 時間 | 8.64 mol/m²/day | 一部の耐陰性作物に適した控えめな総量。 |
| 400 µmol/m²/s を 16 時間 | 23.04 mol/m²/day | 室内生産でよく使われる照明スケジュール。 |
| 700 µmol/m²/s を 14 時間 | 35.28 mol/m²/day | 管理環境で光要求量の多い作物向けの高光量スケジュール。 |
DLI の計算方法
- 植物の群落上面の高さで平均 PPFD を測定または推定します。
- その光強度を一日に何時間照射するか入力します。
- 「DLI を計算」を選び、強度と時間を一日の光子総量に換算します。
- 作物と生育段階に応じた推奨値と比較します。
日積算光量のよくある質問
PPFD と DLI はどう違いますか?
PPFD は、ある面積に到達する光合成有効光子の瞬間的な流量を測ります。DLI はその値を一日全体で積算するため、累積した受光量を表します。
異なる照明スケジュールで同じ DLI にできますか?
はい。低い PPFD を長時間与えると、高い PPFD を短時間与えた場合と同じ値にできます。ただし、強度と明期も生理に影響するため、植物の反応は異なる場合があります。
PPFD の最大測定値を使うべきですか?
いいえ。式に必要なのは照射期間の平均値です。正午のピークや照明下の最も明るい点を使うと、通常は一日の受光量を過大評価します。
DLI には紫外線や遠赤色光も含まれますか?
標準的な DLI は光合成有効放射に基づき、従来は 400 から 700 ナノメートルの波長域を対象とします。専用センサーや拡張 PAR 指標では、より広い範囲を扱う場合があります。
温室の DLI はどのくらいの頻度で確認すべきですか?
太陽光の寄与は急変するため、季節や天候の変化に合わせて継続的に監視してください。室内設備では照明器具、群落、調光設定を変更した後に再確認します。