垂木の鳥口欠き計算機
屋根角度、座面切り、垂直切り、水平長さ、垂木の軒先長さを計算し、屋根骨組みの正確な墨付けに役立てます。
垂木の鳥口欠きの墨付け
垂木、勾配、壁上枠、欠き込み深さ、軒の出の寸法を入力してください。
鳥口欠きについて
鳥口欠きは、傾斜した垂木が壁の上枠に載る位置に設ける切り欠きです。水平の座面切りと、鉛直方向のヒールカットを組み合わせます。適切に墨付けした切り欠きは平らな支持面を作り、予定した屋根勾配に垂木をそろえ、屋根荷重を支持壁へ伝えます。寸法が不適切だと支持面が不足し、垂木が弱くなり、軒や棟をそろえにくくなります。
屋根勾配は、例えば 6 対 12 のように立ち上がりと水平距離の比で入力します。計算機は逆正接関数で比を角度に変換します。次に壁厚を屋根角度の余弦で割り、傾斜方向の座面寸法を推定します。また、欠き込み深さを角度の正弦で割り、垂木に沿う対応するヒールカット長さを推定します。水平長さは入力した傾斜垂木長に余弦を掛けた値です。逆に水平な軒の出を余弦で割ると、より長い傾斜した軒先部分の寸法になります。
木材を取りすぎると有効断面が大きく減るため、欠き込み深さには特に注意が必要です。一般的な初期目安では実際の垂木せいの三分の一以下としますが、地域の法規、構造詳細、接合金物の条件によりさらに厳しくなる場合があります。この計算機は三分の一という一次判定基準を適用します。ここでいう垂木の幅は、呼び寸法ではなく、欠き込む面の実際の断面高さです。例えば呼び寸法ツーバイシックス材の実際のせいは通常およそ 5.5 インチです。
計算寸法は墨付けの目安とし、本加工の前に現場寸法で確認してください。壁上枠の実幅は異なる場合があり、屋根骨組みには棟のずれが含まれ、野地板や鼻隠しの納まりで軒先長さが変わることもあります。まっすぐな材で試作し、建物に載せて十分な支持と位置合わせを確認します。屋根骨組みは大きな荷重を支え、建築法規の対象となるため、構造寸法、固定方法、吹き上げ抵抗、特殊な形状は資格を持つ設計者や建築担当機関の承認を受けてください。
鳥口欠きの計算例
| 屋根の条件 | 計算した切り込み | 用途 |
|---|---|---|
| 勾配 6 対 12、壁厚 5.5 in、欠き込み 1.5 in | 角度 26.57°、座面 6.149 in、垂直切り 3.354 in | ツーバイシックス材の実寸を使った一般的な住宅屋根の墨付けです。 |
| 勾配 12 対 12、壁厚 5.5 in、欠き込み 1.75 in | 角度 45°、座面 7.778 in、垂直切り 2.475 in | 急勾配の屋根で、水平成分と鉛直成分が等しくなります。 |
| 勾配 3 対 12、壁厚 5.5 in、欠き込み 1.25 in | 角度 14.04°、座面 5.67 in、垂直切り 5.154 in | 緩い勾配では、ヒールカット寸法が比較的長くなります。 |
鳥口欠きの計算方法
- 傾斜した垂木の長さを測り、屋根勾配の立ち上がりと水平距離を別々に入力します。
- 壁上枠の実際の厚さ、予定する欠き込み深さ、垂木の実際のせいを入力します。
- 必要な水平の軒の出を入力し、「切り込み寸法を計算」を選びます。
- 角度と寸法を試作垂木に写し、支持と位置合わせを確認してから本加工に進みます。
鳥口欠き計算機のよくある質問
鳥口欠きはどこまで深くできますか?
一般的な初期上限は実際の垂木せいの三分の一です。地域の要件がより厳しい場合があるため、必ず適用される建築法規と構造詳細に従ってください。
屋根勾配 6 対 12 は何を意味しますか?
水平距離 12 単位ごとに屋根が 6 単位上がることです。この比は約 26.57 度に相当します。
壁厚は木材の呼び寸法と同じですか?
必ずしも同じではありません。呼び寸法だけに頼らず、壁上枠で測った実際の支持幅を入力してください。
座面切りが壁厚より長いのはなぜですか?
座面の計算は傾斜垂木に関連する幾何形状を使うため、屋根角度が含まれます。壁厚を余弦で割ると、水平な支持幅を対応する傾斜寸法に換算できます。
この結果で全ての垂木を切ってよいですか?
いいえ。骨組み寸法、棟の納まり、上枠の位置は図面と異なることがあるため、まず試作して合わせてください。現場で型を確認してから残りの垂木へ写します。