NEDOCS計算機
受入能力、患者の流れ、重症度のデータから全国救急部門混雑尺度を計算します。
救急部門の混雑スコア
救急部門と病院の状況を、同一時点のデータとして入力してください。
NEDOCS計算機について
NEDOCSはNational Emergency Department Overcrowding Scale(全国救急部門混雑尺度)の略です。七つの運営指標を一つのスコアにまとめ、特定時点の混雑を表します。項目は救急部門の患者数、認可済みまたは人員配置済みの救急病床数、入院決定後も部門内にいる患者数、病院病床数、人工呼吸管理中の患者数、最長入院待機時間、待合室での最長待ち時間です。得られる数値は、空間、人員、患者の流れにかかる負荷を臨床職と管理職が共通の言葉で話し合うために役立ちます。
計算機は公表された線形モデルを使います。負の 20 に、救急患者数と救急病床数の比の 85.8 倍、入院待機中の救急患者数と病院病床数の比の 600 倍、人工呼吸管理患者一人につき 13.4、最長入院待機時間の 0.93 倍、待合室での最長待ち時間の 5.64 倍を加えます。時間は時間単位です。表示値は最も近い整数に丸め、ゼロ未満にはしません。一般的な区分は「過密ではない」から「災害レベルの過密」までです。
モデルの範囲を超える細かな精度より、一貫性が重要です。全入力を同じ時点で集め、組織が採用する病床定義を使ってください。人員のある診療スペースは認可病床と異なることがあり、入院待機や待ち時間の定義も病院ごとに異なります。観測の間に定義を変えると、実際の運営ではなく収集方法の違いによる見かけ上の改善・悪化が生じます。NEDOCSは、時系列の一点として、未診察での帰宅率、救急車からの引き継ぎ遅延、人員配置、入院患者の退院能力などの施設指標と併用すると特に有用です。
高スコアの場合は、このページだけに基づく単独対応ではなく、施設が定める対応引き上げや患者急増時の手順を発動すべきです。尺度ですべての安全上の脅威を表すことはできず、低値や中等度でも特定の患者や診療区域の安全は保証されません。重症度、感染対策、人員の技能構成、機器の利用可能性、施設配置によってリスクは変わります。この教育用計算機は、元データと施設手順を理解した訓練済みの職員が使ってください。医療助言や資源配分を行うものでも、責任者の判断に代わるものでもありません。
NEDOCSの例
| 同一時点の運営状況 | スコア | 区分 |
|---|---|---|
| 患者 20 人、救急病床 40 床、入院待機 2 人、病院病床 200 床、人工呼吸管理 0 人、入院待機 1 時間、待合室待機 0.5 時間 | 33 | 多忙 |
| 患者 50 人、救急病床 40 床、入院待機 10 人、病院病床 200 床、人工呼吸管理 2 人、入院待機 4 時間、待合室待機 2 時間 | 159 | 危険な過密 |
| 患者 30 人、救急病床 40 床、入院待機 5 人、病院病床 200 床、人工呼吸管理 1 人、入院待機 2 時間、待合室待機 1 時間 | 80 | 過密 |
NEDOCSの計算方法
- 七つの指標をすべて同じ時点で記録します。
- 現在の救急患者数と救急病床数、次に入院待機患者数と病院病床数を入力します。
- 人工呼吸管理患者数と、二つの最長経過時間を時間単位で入力します。
- 「NEDOCSスコアを計算」を選び、施設の対応引き上げ基準に沿って結果を解釈します。
よくある質問
NEDOCSは何を測りますか?
受入能力、入院待機、待ち時間、重症度の指標から救急部門の混雑を推定します。個々の患者の転帰を予測するのではなく、現在の運営状況を要約します。
時間の単位は何を使いますか?
最長入院待機時間と待合室での最長待ち時間は、どちらも時間単位で入力します。小数も使えるため、30 分は 0.5 と入力できます。
どのスコアから過密ですか?
一般的には 60 を超えるスコアを過密とします。施設によって別の対応開始基準を使ったり、他の運営指標と組み合わせたりする場合があります。
NEDOCSで患者急増時の計画を代替できますか?
いいえ。スコアは計画を支援できますが、人員、重症度、施設の受入能力、責任者の判断は引き続き不可欠です。
なぜ病床数はゼロより大きい必要がありますか?
式では患者数を病床数で割ります。病床がゼロだと比が定義できず、有効なスコアを算出できません。