張力計算機

鉛直方向に加速する物体を支えるロープやケーブルの張力を計算します。

張力を計算
SI単位で入力してください。上向きの加速度は正、下向きは負の値を使います。

張力について

張力は、張ったロープ、ケーブル、鎖などの接続部材を通じて伝わる引っ張る力です。この計算機は、軽いロープに支えられた1つの物体が鉛直方向に運動する一般的な場合を扱います。基本式は T = m(g + a) で、T はニュートン単位の張力、m はキログラム単位の質量、g はメートル毎秒毎秒単位の重力加速度、a は荷の鉛直加速度です。正の加速度は上向き、負の加速度は下向きです。 荷が静止している場合や等速度で動く場合は加速度がゼロで、張力は重さ mg と等しくなります。上向きに加速するときは、ロープが重さを支えるだけでなく追加の上向き加速度も生む必要があるため、張力は重さを上回ります。自由落下ではない下向き加速では、張力は重さを下回ります。a = -g では物体とロープは自由落下し、この理想式での張力はゼロです。モデルは、ロープの質量と伸び、滑車の摩擦を無視し、重力場が一様であると仮定します。 張力計算は、吊り上げケーブルの寸法選定、エレベーターの解析、ホイストの検討、基礎動力学の学習に使われます。計算される力は理想的な使用時の力にすぎません。実際の設計では、衝撃荷重、ロープの質量、曲げ、摩耗、疲労、環境条件、接続部の強度、適切な安全率も考慮します。理想的な計算結果だけで吊り具を選ばないでください。メーカーの使用荷重限度と適用される安全規格に従ってください。 符号の決め方は重要です。物体が現在どちらに動いていても、上向き加速度は正、下向き加速度は負で入力します。速度の向きは加速度の符号を決めません。地球の標準的な重力加速度は約 9.81 m/s² ですが、緯度や標高によってわずかに変わります。別の場所や天体を扱う場合は、重力加速度の欄を変更できます。表示されているSI単位をすべての値に使うことで、結果を直接ニュートンで得られます。

張力の計算例

以下の例は T = m(g + a)、g = 9.81 m/s² を使用します。

入力張力状況
m = 10 kg, a = 0 m/s²98.1 N静止した荷
m = 25 kg, a = 2 m/s²295.25 N上向きに加速
m = 50 kg, a = -1.5 m/s²415.5 N下向きに加速

張力の計算方法

  1. 支える物体の質量をキログラムで入力します。
  2. 鉛直加速度を、上向きは正、下向きは負で入力します。
  3. その場所の重力加速度を確認します。
  4. 「張力を計算」を選び、力をニュートンで確認します。

よくある質問

張力と重さは同じですか?

このモデルでは、鉛直加速度がゼロの場合にだけ張力と重さが等しくなります。上向きや下向きの加速度によって、ロープが負担する力は変わります。

加速度が負になるのはなぜですか?

計算機では上向きを正と定義するため、下向きの加速度は負です。この符号規約により、同じ式で吊り上げと吊り下げを表せます。

自由落下ではどうなりますか?

下向き加速度が重力加速度と等しいと、理想的な張力はゼロになります。落下する物体を支えたり加速させたりする力を、ロープが担う必要がなくなります。

この結果でケーブルを選べますか?

結果は理想的な動的な力であり、定格使用荷重ではありません。工学的な安全率を適用し、ケーブル、玉掛け用具、法規の指針に従ってください。

ロープの質量は張力に影響しますか?

はい。実際のロープでは自重によって長さ方向に張力が変わることがあります。この簡略計算機はロープを質量なしとし、荷の位置での力を表示します。