逆正規分布計算機 - PからXを求める

正規曲線下の累積確率から対応する x 値を求めます。左側、右側、両側(中心)の計算に対応しています。

平均 μ、標準偏差 σ、累積確率、尾部タイプを入力すると、対応する x 値または範囲を求められます。

逆正規分布計算機 - PからXを求める
正規曲線下の累積確率から対応する x 値を求めます。左側、右側、両側(中心)の計算に対応しています。

0 から 1 の間の値を入力してください(0 と 1 は含みません)。左側:x の左側の面積。右側:x の右側の面積。

逆正規分布計算機について

逆正規分布計算機——分位数関数や正規分布のパーセント点関数とも呼ばれます——は、「累積確率が与えられたとき、対応する x 値は何か?」という問いに答えます。これは標準正規分布表を引くときの逆方向です。x から P(X ≤ x) を求めるのではなく、P を指定して x を解きます。 統計学では、正規分布(ガウス分布、ベルカーブとも呼ばれます)は平均 μ と標準偏差 σ で表されます。任意の正規分布は Z スコア Z = (x − μ) / σ を計算することで標準正規分布(μ=0、σ=1)に変換できます。逆に、標準正規の分位数 Z は x = μ + σ·Z で元のスコアに戻せます。逆正規分布計算機はこれを利用し、任意の平均と標準偏差を直接扱えるようにしています。 左側モードでは、指定した割合より下にある x 値を求めます。μ=0、σ=1、probability=0.95 を入力すると、ツールは約 1.6449 を返し、標準正規分布の 95% が Z=1.6449 以下にあることを意味します。これは第 95 パーセンタイルで、片側 95% 信頼区間や α=0.05 の片側検定の臨界値として広く使われます。 右側モードでは、指定した割合より上にある x 値を求めます。μ=100、σ=15、probability=0.02 を入力すると、約 130.8 が返され、IQ スコア(N(100,15) としてモデル化)のうち 2% だけがこの値を超えることを示します。これはギフテッドプログラムの基準、上位パーセンタイルの入学基準、品質管理の上側限界を見つけるのに使われます。 両側(中心)モードでは、平均を中心とする対称区間で、指定した中心確率を含む範囲を求めます。probability=0.95 を入力すると、分布の中央 95% を含む区間がほしいという意味なので、両端の尾部は各 2.5% になります。ツールは下限と上限の x 値の両方を返します。これが 95% 信頼区間の作り方そのものです。標本平均 ± 1.96 標準誤差は、μ=0、σ=1 の両側 95% 区間に対応します。 実用例としては、仮説検定の臨界値となる Z スコアの算出、製造業での公差区間の計算(たとえば製品寸法の中央 99% を含む範囲)、標準化テストの合否ラインの設定、金融での VaR(Value at Risk)の閾値決定、確率予測を元のしきい値に戻す作業などがあります。逆正規関数は応用統計で最もよく使われる操作の 1 つで、CDF 自体に次ぐ重要度です。

逆正規分布の例

統計、品質管理、心理測定でよくあるケースです。

パラメータ結果用途
μ=0, σ=1, P=0.95, Left-Tailedx = 1.6449 (Z = 1.6449)標準正規の 95 パーセンタイル。α=0.05 の片側検定の臨界値として使われます。
μ=100, σ=15, P=0.02, Right-Tailedx ≈ 130.8 (Z ≈ 2.054)上位 2% に入るための最小 IQ。ギフテッドプログラムの基準設定に有用です。
μ=50, σ=0.5, P=0.99, Two-Tailedx = 48.71 to 51.29製品長さの 99% を含む製造公差区間。残り 1% は短すぎる側と長すぎる側に分かれます。
μ=75, σ=8, P=0.10, Left-Tailedx ≈ 64.74 (Z ≈ −1.282)試験得点の下位 10% の境界。これを下回る学生には補習支援が必要な場合があります。

逆正規分布計算機の使い方

  1. 尾部タイプを選択します。左側は指定割合より下の値、右側は指定割合より上の値、両側(中心)は平均を中心にした対称区間を求める場合です。
  2. 平均 μ(分布の中心)と標準偏差 σ(正の値)を入力します。標準正規 / Z スコアを調べる場合は μ=0、σ=1 を使ってください。
  3. 累積確率を 0 から 1 の小数で入力します。左側は x の左側の面積、右側は x の右側の面積、両側は中心の面積です(例: 0.95 は中央 95%)。
  4. 計算をクリックします。片側モードでは x 値と Z スコアが表示され、両側モードでは下限・上限と対応する Z スコア範囲が表示されます。
  5. 例のボタンを使うと、95% 信頼区間の Z スコア、IQ のパーセンタイル基準、製造公差範囲などの一般的なケースをすぐに読み込めます。

逆正規分布 FAQ

逆正規分布とは何ですか?
逆正規分布(分位数関数や probit 関数とも呼ばれます)は、累積確率を正規曲線上の対応する値に戻す関数です。正規 CDF が P(X ≤ x) を示すのに対し、逆正規は P から x を求めます。たとえば標準正規の 97.5% に対する Z=1.96 のように、信頼水準に対応する臨界 Z 値を探すときに使われます。
Z スコアと x 値の違いは何ですか?
Z スコアは平均から標準偏差何個分離れているかを表す標準化値です:Z = (x − μ) / σ。x 値は元の単位で表した実測値です。計算機は両方を返します。x 値は実世界のしきい値(試験点、製品長、血圧)に、Z スコアは分布間の比較や統計表での確率参照に役立ちます。
95% 信頼区間の臨界値はどう求めますか?
95% 信頼区間では、両端の 2.5% を切り落とす両側の臨界値を使います。μ=0、σ=1、probability=0.95 を設定し、両側(中心)を選びます。計算機は上界として Z≈1.96(下界は −1.96)を返します。標本平均 ± 1.96 ×(標準誤差)で、正規近似できる推定量の 95% 信頼区間が得られます。
α=0.05 の片側検定ではどの確率を入力すればよいですか?
α=0.05 の左側検定では、左側を選んで probability=0.05 を入力します。これが H₀ を棄却する臨界値です。α=0.05 の右側検定では、右側を選んで probability=0.05 を入力します。これが H₀ を棄却する臨界値です。α=0.05 の両側検定では probability=0.95 を入力し、両側(中心)を選ぶと ±1.96 が得られます。
標準正規以外の分布にも使えますか?
はい。これは単純な Z 表よりも大きな利点の 1 つです。実際の分布の平均 μ と標準偏差 σ を入力すると、計算機が x = μ + σ × Z を使って Z スコアを元の単位に自動変換します。データを手動で標準化する必要はありません。